「Sansan コネクタ for Dynamics CRM」提供開始
「Sansan」と「Dynamics CRM」がAPI連携、共同で販促へ
2016年01月07日 06時00分更新
Sansanと日本マイクロソフトは1月6日、協業を発表した。「Microsoft Dynamics CRM」ユーザー向けに、名刺管理API「Sansan コネクタ for Dynamics CRM」を提供開始。名刺をスキャンするだけで、Dynamics CRMの顧客マスタに取り込めるようにする。
法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」は、2015年10月にAPIを公開するオープン戦略を採用しており、今回提供されるのは、同APIを活用した初のCRM連携ソリューション。
「Sansan コネクタ for Dynamics CRM」を利用することで、名刺をスキャンするだけで、名刺情報をDynamics CRMの顧客マスタに取り込めるようになり、営業担当者による顧客情報の入力負荷が削減される。そして、網羅的な顧客データベースを会社組織全体で管理でき、データは自動で更新されていくため、提案漏れによる営業機会の損失を防げるなど、営業の機動力をあげられるという。
両社は今後、共同で販売活動を展開する予定。この連携ソリューションの導入をサポートするパートナー起業の誘致とトレーニングを実施するとともに、法人顧客に向けた共同マーケティングを行っていく。また、お互いの顧客に対するクロスセルや、Office 365ユーザーへの追加提案などを開始し、初年度50法人以上への導入を目指すとしている。