2015年夏に日本参入を表明したスマーティザン(Smartisan Technology、錘子科技)。2015年中の製品発表は間に合いませんでしたが、同社は日本語FacebookやTwitterアカウントを開設して日本参入の準備を行なっています。2015年12月29日には新たなフラグシップモデル「Smartisan T2」の発表会も開催。日本上陸が楽しみなメーカーです。
そのスマーティザンは2015年秋に約1万6500円(899元)という低価格ながら、CPUにSnapdragon 615、5.5インチフルHD(1080×1920ドット)ディスプレー、1300万画素背面カメラを搭載した最強のミッドレンジモデル「Smartisan JianGuo(ジェングオ、堅果手機)」を発売しました。JianGuoの意味は「ナッツ」、つまり木の実。豊富なカラバリも用意されたこの「ナッツ・スマホ」はSIMフリー機として日本でも十分通用するレベルの製品。どんな製品なのか実際にご紹介します。
同社のこだわりが随所に見られる同梱物と外観をチェック
最近は低価格なスマホが増えていますが、パッケージを開けると本体の下にUSBケーブルが乱雑に袋詰めされて入っていることがありますよね。いくら本体がいい製品でも、付属品がそれではちょっとがっかりしてしまうもの。スマーティザンはパッケージもアカ抜けたデザインですが、充電機とマイクロUSBケーブルも美しいデザインの製品がパッケージングされています。ただの安売りスマホメーカーではないのです。
写真などではよくありそうなデザインに見えます。画面下にはソフトウェアキーを備え、利用時には小さくLEDライトが光ります。また、画面いっぱいに広がる大きめのアイコンはAndroid標準のものではなく同社独自UIをかぶせた「Smartisan OS」を搭載しています。
裏側のフタは取り外し可能。ただし、バッテリーは本体内蔵式です。カバーはよく見ると縦に筋が入っており、これが木の実をイメージしているのかもしれません。左上には1300万画素背面カメラとLEDフラッシュを内蔵。
この背面カバーは合計7色が用意されています。最初の写真にあるように、背面カバーとパッケージ写真は同じ色。つまり、それぞれの色ごとにパッケージも異なるのです。なお、後からカバーだけを買って交換することも可能です。
本体サイズは76.9(W)×9(D)×152.9(H)ミリ。重量は155グラム。本体の側面には音量コントロールするための上下方向ボタンがありますが、これが左右についています。片側はディスプレーの明るさの調整が可能。このボタンの役割は左右入れ替えるなど自由にカスタマイズできます。
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