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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第150回

AQUOS、Xperia Z5、Nexus 6P 最強冬スマホの速度比較

2015年12月28日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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 3キャリアの冬スマホフラグシップ機、「AQUOS ZETA SH-01H」「Xperia Z5 SOV32」「Nexus 6P」を集めたスマホ定点観測。今回は最も気になるスピードチェック。ベンチマークに文字入力、通信速度をチェックした。3機種とも好成績続出だが、そのなかでも特にサクサク使える機種は?

AQUOS ZETA

Xperia Z5

Nexus 6P

スペック&料金で先行したXperia Z5
今回期待のAQUOS ZETAとNexus 6P

 NTTドコモ「AQUOS ZETA SH-01H」、au「Xperia Z5 SOV32」、ソフトバンク「Nexus 6P」という強力なスマホを各キャリアから用意したが、初回の比較ではスペック&料金でXperia Z5を勝ちとした(関連記事)。そのスペックをあらためて見ていこう。

  ドコモ
「AQUOS ZETA
SH-01H」
au
「Xperia Z5
SOV32」
ソフトバンク
「Nexus 6P」
メーカー シャープ ソニーモバイル グーグル/ファーウェイ
本体サイズ 約74×139×7.9mm 約72×146×7.3mm 約77.8×159.3×7.3mm
重量 約151g 約154g 約178g
画面サイズ 5.3型 5.2型 5.7型
画面解像度 1080×1920ドット 1080×1920ドット 1440×2560ドット
OS Android 5.1.1 Android 5.1.1 Android 6.0
CPU ヘキサコア
1.8GHz×2
+1.4GHz×4
オクタコア
2GHz+1.5GHz
オクタコア
2GHz+1.5GHz
ROM/RAM 32GB/3GB 32GB/3GB 32/64GB/3GB
メモリーカード microSDXC(200GB) microSDXC(200GB) ×
下り最大通信速度 300Mbps 225Mbps 187.5Mbps
(ソフトバンク網)
国内4G対応周波数 2GHz、1.7GHz、
1.5GHz、800MHz
2GHz、1.7GHz※、
800MHz、700MHz、
2.5GHz(WiMAX 2+)
2.1GHz、1.7GHz、
900MHz、2.5GHz(AXGP)
(ソフトバンク網)
キャリアアグリゲーション ○(3波対応)
VoLTE ○(ソフトバンク網)
連続通話時間 1300分(VoLTE) 1250分(VoLTE) 1200分(VoLTE)
無線LAN IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
テザリング
カメラ画素数 1310万画素 2300万画素 1230万画素
インカメラ 800万画素 510万画素 800万画素
防水/防塵 IPX5/IPX8/
IP5X
IPX5/IPX8/
IP6X
×/×
ワンセグ連続視聴 9時間20分 8時間40分 ×
フルセグ連続視聴 6時間50分 6時間30分 ×
FeliCa ×
赤外線通信 × × ×
NFC
Bluetooth 4.1 4.1 4.2
MHL(HDMI) × ×
Miracast
SIM形状 nanoSIM nanoSIM nanoSIM
バッテリー容量 3100mAh 2900mAh 3450mAh
Qi × × ×
カラバリ Blue、Black、Magenta ホワイト、グラファイトブラック、ゴールド、グリーン グラファイト、フロスト、ゴールド、アルミニウム

※:auでは使用していない周波数帯

 Xperia Z5が抜きん出ているわけではないが、国内向け機能を含めてバランスよく対応しており、そのうえauでの料金も安かったため、筆者も迷いなく1位にすることができた。

 今回は通信速度に期待のAQUOS ZETA SH-01H、ベンチマークで期待のNexus 6Pと面白い勝負になりそうだ。それではまずベンチマークアプリでのチェックから。

AnTuTuと3Dmarkでベンチマークをチェック!
Nexus 6Pが大きくリードする

 今回のベンチマークは、アプリの「AnTuTu」と「3Dmark」を利用。それぞれ3回スコアを計測し、トータルスコアの最高値を掲載している。

  AQUOS ZETA Xperia Z5 Nexus 6P
AnTuTu(最高値) 43554 75634 86417
3Dmark(最高値) 486 1147 1550

 まずAntutu v6.0では、Nexus 6Pが圧勝。最新のOS、CPUなど期待できるとは思っていたが、見事な成績だ。スコアの詳細を見ていくと3DとUXの最高スコアが3万を超えており、これが決め手に。CPUとRAMのスコアでXperia Z5に負けたものの、ほぼ同等と言える。

 一方Xperia Z5はNexus 6Pとは同じCPUではあるが、OSやCPUの制御方法で違いがあったのかもしれない。3DとUXのスコアで差がつき、Nexus 6Pよりはスコアは負ける結果となった。

 その2機種に見劣りしていたのが、6コアのAQUOS ZETA。RAM以外のスコアで大差がついている。

AQUOS ZETA

Xperia Z5

Nexus 6P

 つづいて、3DmarkでもNexus 6Pの勝利。トータルスコアは1550。こちらも具体的に見ていくとグラフィックスでは最高スコアが1615、CPUの性能などをチェックするフィジックスは1357。同じCPUのXperia Z5がそれに次ぐ結果でグラフィックス1111、フィジックス1297だった。AQUOS ZETAはかなり離されている。

AQUOS ZETA

Xperia Z5

Nexus 6P

 ベンチマークの結果は予想どおりに(?)Nexus 6Pの圧勝と言ってよいだろう。

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