厚みわずか9.9mm、重さ約370gのコンパクトな本体

1920×1200表示対応! 8型Winタブ「LAVIE Tab W TW708/CAS」

山口 優、編集●ASCII.jp

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普段使いに十分なパフォーマンス

 CPUやメモリ、グラフィックスなどを見ると、メインメモリと共用のグラフィックスメモリが夏モデルの最大1024MBから最大1019MBに微減した以外はとくに変更がないため、パフォーマンスも大きく変わらないと考えられる。夏モデルは普段使いには十分なパフォーマンスを確保していたが、LAVIE Tab W TW708/CASはどうだろうか?

 そこでまず、Windows 10のシステム評価ツール「WinSAT.exe」を使ってLAVIE Tab W TW708/CASの性能をチェックしてみた。

「WinSAT.exe」の結果

WinSAT.exeの結果
プロセッサ 6.1
メモリ 5.5
グラフィックス 5
ゲーム用グラフィックス 不明
プライマリディスク 7.15

 OSのバージョンが異なるため単純な比較はできないものの、夏モデルとほぼ同じスコアだった。筆者が試した環境ではプロセッサのみ5.9から6.1へと若干高くなったが、基本的には夏モデルのハードウェア性能をそのまま踏襲していると考えてよさそうだ。

総合的なパフォーマンスをチェック

 次に、総合的なパフォーマンスを見るためPCMARK 8 Basic Editionを実行してみたところ、次のような結果になった。

「PCMARK 8 HOME ACCELERATED」のベンチマーク結果

PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0スコア
HOME Score 1018
Test duration 71min 53s
Web Browsing - JunglePin 0.70389s
Web Browsing - Amazonia 0.23559s
Writing 11.80519s
Casual Gaming 6.66fps
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2 30.01fps
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2 334.33333ms
Advanced Photo Editing part 1 2.73954s

 こちらの結果も従来とほぼ同じ。日常的な作業で差を感じることはまずないだろう。ただし、OSがWindows 10になってUIがブラッシュアップされている点や、より軽量なWebブラウザ「Microsoft Edge」や音声アシスタント機能の「Cortana」が搭載されている点などを考えると、LAVIE Tab W TW708/CASの方が多くの場面でより快適に使用できるはずだ。

ドラゴンクエストX ベンチマークソフトも実行

 LAVIE Tab W TW708/CASで処理負荷の高いPCゲームをプレイする人はあまりいないと思うが、念のためドラゴンクエストX ベンチマークソフトも実行してみた。

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」の結果。標準品質、640×480ドットで「やや重い」という評価だった

ドラゴンクエストX ベンチマークソフト スコア
グラフィック設定 解像度 スコア 評価
低品質 640×480 2739 やや重い
標準品質 640×480 2232 やや重い
最高品質 640×480 1918 重い
低品質 1280×720 1467 重い

 解像度やグラフィック品質を欲張らなければどうにかプレイできるくらいの性能はあるようだ。

内蔵フラッシュメモリの性能は?

 次に「CrystalDiskMark 5.1」で内蔵フラッシュメモリの性能を計測してみたところ、下図のようになった。シーケンシャルリードが130MB/s以上出ており、SSDほどではないが一般的なHDDよりは高速だ。OSの起動時などに影響する4Kのランダムリード/ライトのスコアもHDDより格段によく、実際OSやアプリの起動はHDD搭載ノートPCに比べてサクサク快適だった。

「CrystalDiskMark」のベンチマーク結果

 出先で使う機会の多いタブレットの場合、バッテリーの持ちも気になるところ。そこで、2通りの方法でバッテリーの駆動時間を計測してみた。まず、画面の明るさを25%に、バッテリーベンチマークソフト「BBench」を「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」に設定して実行し、満充電状態から電源が落ちるまでの時間を計ったところ、7時間18分の駆動が可能だった。

バッテリー駆動時間テストは約5時間8分

 次に、画面の明るさを50%にしてYouTubeにある約8時間の長さのフルHDコンテンツをストリーミング再生し続けたところ、約5時間8分の駆動が可能だった。これだけ負荷のかかる状態で5時間持つのは立派。動画配信サービスをよく利用するという人も、通常はACアダプタやモバイルバッテリを持ち歩かなくても安心して使用できそうだ。

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