NTTレゾナントは自社ECサイト「goo Simseller」において、“gooのスマホ”というシリーズで、独自のSIMフリースマホを積極的に販売している。その第5弾が「g05」だ。従来モデルでのユーザーからのフィードバックも積極的に反映させたという同機について、発表会での写真を中心にお届けしよう。
ミドルクラスよりは明らかに上位のスペック
それでいて価格は税抜3万9800円
まず、ハードウェア自体はZTE製「Blade S7」がベースとなっている。ZTEのラインナップでは高性能なモデルで、5型フルHD液晶(+Gorilla Glass 3)、オクタコアのSnapdragon 615(MSM8939) 1.5GHz、3GBメモリー、32GBストレージ(microSDHC対応)、リア/インともに1300万画素カメラ、2500mAhバッテリーなど。さらにホームボタンにはタッチ式の指紋センサーも内蔵されている。ミドルハイよりさらに上位のクラスに入るだろう。
それでいて税抜3万9800円という価格が、やはり最大の魅力。goo Simsellerで予約すると、専用ケースやOCN モバイル ONEの音声通話付きSIMもセットになる。なお、SIMは製品到着後に別途契約するタイプだ。
実際に手に取ると、前面背面ともにガラスコーティングされており、率直に言えば、iPhone 5とiPhone 6のそれぞれにどこか似ている(特にブラックとホワイト)。側面部などもiPhone 5に近いデザインだ。ただ、ベゼル幅2.25mmという超狭額縁により、5型液晶採用で横幅67mmとコンパクトなのはうれしいし、動作も快適。またシトラスのカラバリが持つ明るさは、案外これまでのスマホにあまりなかった感じで好印象だ。ハードの完成度も高く、SIMフリースマホの中ではまずまずの価格帯ながら、コスパは相当に良いと言えそうだ。
ユーザーの意見を反映させて
あえて“goo”のロゴを外す
発表会ではこれまでのgooスマホで女性ユーザーの割合が少なかったことを認識し、デザイン/カメラ/ストレージ容量に力を入れたという。また、TwitterやInstagramなど、一般によく使われるアプリについてはあらかじめインストールした。
ちなみに従来のgooスマホにはあった背面の“gooロゴ”はなくなっている。これもユーザーの意見を聞いた結果で、パッケージに「goo」ロゴのシールを入れるとのことだ。
“gooのスマホ”という名称ながら、実際にはメーカー製端末を導入して販売しているわけだが、その姿勢はなかなか意欲的。今後のラインナップにも期待が持てそうだ。
「g05」(ZTE Blade S7)の主なスペック | |
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メーカー | ZTE |
ディスプレー | 5型液晶 |
画面解像度 | 1080×1920ドット |
サイズ | 67×142×7.2mm |
重量 | 140g |
CPU | Snapdragon 615(MSM8939) 1.5GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 3GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
外部メモリー | microSDHC(最大32GB) |
OS | Android 5.1.1 |
対応周波数 | FD-LTE:バンド1/3/8/19 W-CDMA:バンド1/6/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | IEEE802.11n(2.4GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:1300万画素/イン:1300万画素 |
バッテリー容量 | 2500mAh |
SIM形状 | microSIM+nanoSIM |
カラバリ | ブラック、ホワイト、シトラス |