心拍センサーがないのはちょっと残念
設定や起動に関しては、コネクテッドも今まで何度かこのコラムで解説してきた通常のAndroid系のスマートウォッチとほとんど同じだ。
基本的にはドッキングステーションを取り付けて外部給電状態で起動し、指示に従って言語選択、連携するスマホ側に“Android Wear"を導入し、相互にBluetoothでペアリングするだけだ。
連携が実現すると、必要に応じて、スマートウォッチ側のアプリなどが更新されたり、通知アプリの設定などが同期され、一連の設定が終了すればコネクテッドはスマートウォッチとしての基本機能は問題なく動作する。
お知らせ項目では、お天気をはじめ、メール、Facebook、ニュース、LINE、歩数計、マップなど、現在、スマホ上で実行したり情報を読み取ったりしている内容のほとんどは腕に取り付けたコネクテッドで感知することが可能となる。
残念かつ理由が不明だが、ほかのAndroid系スマートウォッチと異なり、腕時計裏面に心拍センサーは搭載されておらず、関連アプリもサポートされていない。
現時点でのスマートウォッチでは、できることのすべてをスマートウォッチ上で行なおうと考えるのではなく、まずはすべてを現在と同じようにスマホ上で行ないながら、必要に応じて、便利なものはスマートウォッチで行なうように緩やかな変更が肝要だろう。
スマートウォッチはスマートフォンのすべての機能を肩代わりするモノではなく、個人が便利だと思うタスクを腕に持っていくものだという理解が重要だ。
コネクテッドはiOS用のAndroid WearをiPhoneに導入することで、コネクテッドとiPhoneの連携使用も可能だが、あくまでユニークなAndroid Wear対応アプリのないiOS環境では、単なるスマホの通知機能を腕時計で受けることだけができる事となる。
考えようによってはこれこそが一番正しいスマートウォッチの使い方なのかもしれないが、マニアックなiOSユーザーには不満が残るだろう。当たり前だが、iPhoneユーザーはApple Watchを使うのが賢明だ。
(次ページに続く、「文字盤デザインを自由に変えられるのは素晴らしい」

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