JBCCは11月25日、クラウド型次世代EDI(電子データ交換)サービス「NX EDI」を発表した。
昨今、企業間取引における電子化の適用範囲が広がる一方、EDIを取り巻く状況は大きく変化。JCA手順や全銀手順などの従来型EDIは、公衆回線網を使用するため通信速度が遅く、大量のデータやリアルタイムなレスポンスを求める取引には不向きだった。また、扱えるデータの制限も多く、グローバルな取引ができないなど、企業のニーズとのかい離も進む。そんな中、2020年から公衆回線網による通信サービスが順次廃止されることも決まり、次世代EDIを待ち望む声が高まっていた。
NX EDIサービスは、JBCCの運用付きクラウドサービス「俺のクラウド」と、データ・アプリケーションのEDIに特化したソリューションを融合した新たなサービスメニュー。従来型EDIから国際標準規格「ebXML」に代表される次世代EDIまで幅広く対応し、EDIの移行期においても新旧システムの併用運用や、企業間取引の情報を一元管理することができる。また、日々の運用・監視はJBCCが行うことで可用性を高め、安定した事業継続を支援するという。
特長は、従来型EDIから新世代EDIまで幅広い通信プロトコルに対応し、多種多様なデータフォーマットをサポート。GUIのマッピングツールでデータ/フォーマット/コード変換の設定が行え、スケジューリング機能による運用が可能。価格は同時2接続(2プロトコル)で月額11万円(税別)。