ビットアイルが昨年12月に提供開始したクラウド/データセンター間のプライベート接続ソリューション「ビットアイル コネクト」のネットワークに、ジュニパーネットワークスのエッジルーター「MX80」「MX480」が採用された。
この導入事例は11月17日にジュニパーが発表したもの。
ビットアイル コネクトは、ビットアイルが提供するクラウドやデータセンター、他事業者のクラウド(AWS、Microsoft Azure、IBM SoftLayer、ニフティクラウドなど)、顧客自身のオンプレミス環境間を仮想的なプライベートネットワークで接続し、“ハイブリッド・マルチクラウド”環境を実現するソリューション(関連記事)。
ビットアイル コネクトでは、各クラウド/DC基盤間でプライベートネットワーク接続を行うために、信頼性の高いMPLSを用いたVPNを利用している。マルチテナント型で複数のMPLS-VPNを構成できるネットワーク機器を検討した結果、すぐれた接続性や安定性、実績を重視して、ジュニパーのMXシリーズが採用された。
ビットアイルではインターネットバックボーンにも多数のジュニパー製品を導入しており、Junosの扱いに慣れたエンジニアが多いことも採用を後押しした。またMX480の収容性能の高さやマルチテナンシー性能も評価しているほか、導入検証時にはJunosの「ロジカルシステム機能」が役立ったと述べている。