Surface Pro 4の発売がいよいよ11月12日と近い。これまでのSurfaceと比べて、より一層ノートPCとしての使い勝手が高そうなだけに、期待が高まる。本稿では、Surfaceが、初代のSurface RTからどのような進化を遂げてきたのか、ASCII.jpの過去記事とともに振り返ってみたい。
Surface RT、Surface Pro
Surface RTは2012年6月19日に発表された。国内での発売はおよそ9ヶ月後の2013年3月15日。カラーはブラックで、OSはWindows RT。ディスプレーは10.1型(1366×786ドット)。32GBモデルと64GBモデルが用意された。発売時の価格は4万9800円(税抜き)だったが、その後6月14日~7月14日で3万9800円のキャンペーン価格に。キャンペーンが終わってもキャンペーン価格が継続された。
Surface ProはSurface RTと同時に発表されたものの、日本での販売については長らく不明のままだった。結局、2013年の5月に国内での発売が決まり、2013年の6月になってから発売された。CPUには第3世代Core i5 、OSにWindows 8 Proを搭載。日本市場向けモデルは、Office Home and Business 2013を標準搭載した。
ディスプレーは10.6型のフルHD(1980×1020ドット)、USB3.0ポート、ミニディスプレイポートを搭載。サイズは、約幅275×奥行き173×高さ14mmで質量は約907g。128GBと256GBの2モデル展開だった。
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Surface 2、Surface Pro 2
2013年9月24日発表、10月25日発売。Surface 2は32GBモデルと64GBモデルの2種類。カラーはシルバーになった。Surface Pro 2は64/128/256/512GBの4種類。10月22日にアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、カナダ、香港など22ヵ国、11月に中国で発売された。発表時は日本国内での発売について言及されなかったため、「いつ発売になるか?」とネットやSNSなどで話題になった。
また表参道にショールームを臨時で開設したり、テレビCMを積極的に放送したりと、同社がSurfaceの認知度向上により積極的になってきたのもこの頃。
OSにはそれぞれ「Windows RT 8.1」「Windows 8.1 Pro」を搭載。Surface 2はフルHD対応の10.6型液晶を採用し、CPUはTegra 4。Surface Pro 2は、HaswellのCore i5を搭載した。バッテリー性能の向上が主な特徴。デザインは薄型化、軽量化が図られ、キックスタンドの仕様やエッジの処理、カラーなどの変更はあったものの、初代と非常に似ている。Type Coverまたカバー兼キーボードのType Coverが2世代目となり、バックライトが搭載された。