非常にしっかりした作りのキーボード
キーボードは、しっかりした作りでさすがといったところ。キーストローク1.6mm、キーピッチ19mm(実測)とフルサイズキーボード並みで、文字を入力しやすいと感じる方は多いだろう。ただし、打鍵時の静音性がうたわれているものの、キーを強めに叩くと意外と音がしてしまうため、実際に自分で打ってみて確かめることをオススメしたい。パームレスト部分はかなり広くとられているため、手の大きい方でも疲れにくいだろう。5点マルチタッチ対応のガラス製タッチパッドのサイズは、実測で約105×706mm。非常に滑らかで、操作しやすそうだ。
Surfaceシリーズというと、画面タッチやペン入力が注目されがちだが、Surface Bookによってキーボードのクオリティーの高さも特徴のひとつとなりそうだ。
タブレット部分が約716g、キーボードは約844g
重量については、タブレット部分が約716g(実測)、キーボードが約844g(実測)、Surface ペンが約21g(実測)。これらすべてを装着した状態の重量は合計約1.58kg(実測)だった。軽いとはいえないが、可能なかぎり性能の高いCPUおよび外付けGPU、高解像度ディスプレー、大容量SSDを持ち運びたいというユーザーであれば、まったく問題なく受け入れられる重量のはず(13インチMacBook Proは重量約1.58kg)。
重量に関する不安点を挙げるなら、ディスプレーを開いた状態でひざの上に置いたときのバランスだ。タブレット部分、つまりディスプレー側が約716g(実測)となるため、座り方によってはあおむけになって滑り落ちる可能性がある。屋外や電車の座席で座りながら使う機会が多い方は、パームレスト部分に必ず手を置いて安定させるなど、何らかのコツが必要になるだろう。
優れたデザインの「持ち運べるデスクトップ」となるか
マイクロソフトは、Surface Bookを"究極のノート”とうたっており、実機に触るとそれだけの自信を裏付けるクオリティーの製品となっていることがわかる。いくつか注意点に触れてはいるが、正直なところ、デキの良さを考えればあげ足取りに近い。今回は外観中心の情報となったため、改めて、ベンチマークなど性能面や実際の使い勝手を掲載する機会を設けて詳細な情報をお届けしたい。
Surface Book | MacBook Pro Retina 13 | MacBook Pro Retina 15 | |
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OS | Windows 10 Pro | OS X El Capitan | |
CPU | Core i5/i7 | Core i5(2.7/2.9GHz) | Core i7(2.2/2.5GHz) |
グラフィックス | Intel HD graphics 520(CPU内蔵) GeForceベースのGPU(下位モデル除く) |
Intel Iris Graphics 6100(CPU内蔵) | Intel Iris Pro Graphics(CPU内蔵) Radeon R9 M370X(上位モデルのみ) |
ディスプレー | 13.5型液晶(3000×2000/267ppi) | 13.3型液晶(2560×1600/227ppi) | 15.4型液晶(2880×1800/220ppi) |
ストレージ | 128/256/512GB/1TB | 128/256/512GB | 256/512GB |
メモリー | 8/16GB | 8GB | 16GB |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | ||
カメラ | 8メガ アウトカメラ/5メガ インカメラ | 720p インカメラ | |
インターフェース | USB 3.0×2、Mini DisplayPort、 3.5mm音声入出力ジャック、SDスロット |
Thunderbolt 2×2、USB 3.0×2、 HDMI端子、3.5mm音声入出力ジャック、SDXCスロット |
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駆動時間 | ビデオ再生 最大12時間 | ビデオ再生 最大12時間 | ビデオ再生 最大9時間 |
サイズ | 312.3×232.1×22.8mm | 219×314×18mm | 358.9×247.1×18mm |
重量 | 1.576kg | 1.58kg | 2.04kg |
価格(税別) | 1499ドル(約17万9800円)から | 16万704円から | 24万2784円から |