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ソリューションベンダーとしてグンと加速、Dell World 2015レポート 第2回

SCシリーズストレージ、XCコンバージドアプライアンスの各新モデルも投入

デル、4U/720TBストレージサーバーなど初の“DSS”製品発表

2015年10月26日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 デルは10月20日、米国で開催した「Dell World 2015」において、新しい製品ラインとなる「データセンタースケーラブルソリューションズ(DSS)」ブランドの製品群を発表した。同時に、オールフラッシュ構成も可能なSCシリーズストレージ、スケーラブルなSDSアプライアンスXCシリーズでも新製品をリリースしている。

DSSによるワークロード特化型デザイン、高効率のサーバー製品群

 今年8月に設立されたDSS事業部門は、Webテクノロジー、石油/ガス、ECサービス、クラウド/ホスティング事業者など、“ローハイパースケール(サブハイパースケール)”規模のデータセンター向けソリューションを提供している(関連記事)。デルによれば、急成長中の同市場において、DSSではすでに200社以上の顧客を獲得しているという。

 “DSSブランド”製品は、こうした顧客が求めるコスト効率の高い、スケーラブルなインフラへのニーズに応えるためのもので、今回は4モデルのサーバーが発表されている。

 「Dell DSS 7000」は、4Uサイズのシャーシに90台の3.5インチドライブと、Xeon E5 v3×2ソケットサーバーノードを2台収容する超高密度ストレージサーバー。昨年のDell Worldで発表された「DCS XA90」がベースとなっており、最大容量は720TB。クラウド構築に伴うオブジェクト/ブロックストレージのGB単価を抑えている。

4Uシャーシに3.5インチHDD×90台と2台のサーバーノードをを内蔵する「DSS 7000」

 また「DSS 1500」「DSS 1510」「DSS 2500」は、それぞれ特定のワークロードニーズに対応するようデザインされた、Xeon E5 v3搭載のサーバー。1U/2ソケット/8ドライブのDSS 1500は、計算主体の(compute-intensiveな)ワークロード向け。1U/1ソケット/8ドライブのDSS 1500は、WebホスティングやEDA向け。2U/2ソケット/12ドライブのDSS 2500は、ストレージを柔軟に拡張できることから、ビッグデータ処理などローカルストレージ容量を重視するワークロード向けと説明されている。

2U/2ソケットで3.5インチ×12台(+2.5インチ×2台内蔵)と豊富なストレージを持つ「DSS 2500」

オールフラッシュアレイを改良、旧世代比2倍のスループット

 SCシリーズの「Dell Storage SC9000」は、8コアXeonプロセッサを搭載した13世代PowerEdgeサーバーがベースのストレージアレイコントローラで、SCシリーズの新たなフラッグシップとなる製品。1アレイあたり物理容量3PB以上の拡張性を備え、オールフラッシュ(SSD)構成、ハイブリッド構成が可能。

SCシリーズの新しいフラッグシップ「Dell Storage SC9000」(コントローラー部)

 SC9000は、新しい12Gb SASエンクロージャと「Dell Storage Center 6.7」ソフトウェアとの組み合わせにより、シリーズ最高のパフォーマンスを提供する。具体的には、オールフラッシュ構成の場合、旧世代比でIOPSが40%向上の38万5000IOPS以上、またスループットは2倍以上になるとしている。

 なおアレイソフトウェアの新版、Dell Storage Center 6.7では、障害発生時に待機系アレイへの自動切替や復帰後のHA再構成を行う「Live Volume自動フェイルオーバー」機能、OracleやMicrosoft Azure、VMware環境での統合スナップショット機能が提供される。また、アクティブデータ圧縮機能を備えており、高いパフォーマンスを維持したまま、最大で93%のデータ容量削減が実現するとしている。

2Uサイズに4ノード/44TBを収容、XCコンバージドアプライアンス

 コンピューティングとストレージ、ハイパーバイザ(ESXi、Hyper-V、Nutanix)を統合済みで提供する、Webスケールコンバージドアプライアンスの新モデル「Dell XC6320」もリリースされた。

2U筐体に4ノード/44TB以上を収容し、ハイパーバイザも搭載ずみで提供する「Dell XC6320」

 XC6320は、2Uサイズの筐体に4つのコンピュート/ストレージノードを搭載しており、2.5インチ×ノードあたり6ドライブ(計24ドライブ)を搭載する。合計のストレージ容量は44TB以上で、Software-Defined Storage(SDS)用途にも適している。さらに今回、XCシリーズ初となるオールフラッシュモデルもラインアップされた。

 Dell Worldの基調講演の中で、デル会長兼CEOのマイケル・デル氏は、DSS 7000やSC 9000、XC6320といった製品を紹介しながら「デルにとってサーバーのイノベーションは重要な意味を持っており、今後も投資を継続していく」「EMC買収によって、ストレージ領域でもより素晴らしい製品、最もイノベーティブなビジネスが可能になる」と語った。

マイケル・デル氏は基調講演の中で、サーバー分野のイノベーションを加速する投資を継続すると語った

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