Drobo 5DをMacとWindowsで共用する
今回の実験で使用したDrobo 5Dは、これまでWindowsに接続して利用してきた個体だ。Macで使用するにあたって、初期状態に戻しても良かったのだが、なんかネタになるかもと思って、そのままMacに接続してみた。
するとMac上のDrobo DashboardからWindowsマシンで作成したボリューム(NTFSでフォーマット)が表示された。Mac OS Xは、デフォルトでNTFSでフォーマットされたボリュームへのアクセスが可能だからだ。ただし読み込みのみで、書き込みは行えなかった。
NTFSドライブをTime Machine用ボリュームが削除?
さらにものは試しということで、NTFSでフォーマットされたボリュームが存在する状態で、Time Machine用のボリューム作成を始めてみた。こういう場合、「既存のボリュームは消えるけどいい?」(意訳)のようなメッセージが表示されるのが一般的だが、特にそのような表示もなく、Time Machine用の領域作成が始まってしまった。
既存ボリュームが問答無用で消されたのかと、非常に驚いた。だが、作業完了後にDrobo Dashboardで見るとちゃんとボリュームが2つあるのを確認できた。
こういった自由度の高さは、BeyondRAID技術によるものだろう。ここではDrobo 5Dに2つのボリュームを持たせているが、HDDのパーティションとは異なり、HDD上のブロックごとに「どちらのボリュームに属しているか」の情報を持たせていると思われる。
1台のDrobo 5DをMacとWindowsで共用
Windows上で作成したNTFSのボリュームがMacでもマウントできたので、1台のDrobo 5DをMacとWindowsで共用するといった使い方も可能かもしれない。一瞬だけそのように思ったのだが、実際にはMacからはNTFSのボリュームは読み込み専用となるので、Drobo 5Dを介してデータの共用をするのは難しそうだ。
また反対にWindows上でMacのボリュームを読み書きするソフトウェアもあるにはあるが、一般的なソリューションとは言いがたいと思う。
DASであるDrobo 5Dで、無理してMac/Windows間の共用を試すよりは、NASであるDrobo 5Nを導入するほうが良いだろう。
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プリンストンは10月31日(土)と11月1日(日)の2日間、Drobo製品取り扱い一周年を記念した特別セールを行なう。今回紹介したDrobo 5DやNASタイプのDrobo 5Nが対象なので、記事を読んで興味をもった方はぜひアクセスしてみてほしい。
NASモデルやサーバールーム向けモデルもラインアップ
Droboシリーズには、家庭向けからサーバーとの接続に使うハイエンドストレージまで、多くの製品を用意している。ここでは、大企業の部門/中小企業から、家庭でも使える製品を紹介しよう(写真をクリックすると、メーカーページに飛びます)。
(提供:プリンストン)
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