エンタープライズ向けNVMe新製品も展示
会場では、エンタープライズ向けとなるNVMe対応の新製品もいくつか展示されていたので、ここではそれらを紹介しよう。
会場で展示されていた、エンタープライズ向けNVMe対応製品。3製品を展示していた
PM1725（HHHL）
PM1725（HHHL）は、PCI Express Gen3 x8接続に対応する、拡張カード型の超大容量SSDだ。インターフェースのバンド幅は8GB/Secとなり、シーケンシャルリードは最大5500MB/Sec、シーケンシャルライトは最大1800MB/Secに達する。
また、4Kランダムリードは100万IOPS、４Kランダムライトは12万IOPSと、こちらも桁違いの速度となっている。NANDフラッシュメモリーにはTLC V-NANDを採用しており、容量は1.6TB、3.2TB、6.4TBをラインナップするという。
拡張カード型の超大容量SSD「PM1725(HHHL)」。容量は1.6TB、3.2TB、6.4TBとなる
接続インターフェースはPCI Express Gen3 x8に対応。搭載コントローラーは「Epic」。コンシューマー向けSSDとは桁違いのアクセス速度を実現している
PM1725
PM1725は、2.5インチサイズの大容量SSD。こちらもPM1725と同じEpicコントローラーを採用するとともに、TLC V-NANDを搭載。容量は800GB、1.6TB、3.2TBを用意。
接続インターフェースは12Gbps SASに対応しており、アクセス速度はシーケンシャルリードが最大3100MB/Sec、シーケンシャルライトが最大1800MB/Sec。4Kランダムリードは75万IOPS、4Kランダムライトは12万IOPSとなる。
12Gbps SAS対応の2.5インチNVMe SSD「PC1725」。800GB、1.6TB、3.2TBの3モデルをラインナップ
2.5インチサイズで大容量と高速なアクセス速度を両立している点が特徴だ
PM953
NVMe M.2対応のエンタープライズ向けSSD。容量は480GBと960GBをラインナップ。接続インターフェースはM.2で、PCI Express Gen3 x4に対応。
アクセス速度はシーケンシャルリードが1000MB/Sec、シーケンシャルライトが870MB/Secだが、SATA SSDよりも圧倒的に高速。また、4Kランダムリードは24万IOPS、4Kランダムライトは1万9000IOPSとなる。
NVMe M.2対応エンタープライズ向けSSDのPC953。容量は480GBと960GBを用意
先の2製品に比べるとアクセス速度がやや遅いが、それでもSATA SSDを大きく凌駕している
