512GBと256GBの2モデルをラインナップ
搭載されるNANDフラッシュメモリーは、850 PROや850 EVOより採用が始まった、第2世代の3次元NANDフラッシュメモリー「V-NAND」を採用する。
850 PRO/EVO同様の32層積層型V-NANDを採用しており、1つのダイあたりの容量は128Gbit。アクセス方式はMLCとなる。キャッシュメモリーは、512MBのLP DDR3メモリを搭載する。
コントローラは、エンタープライズ向けのNVMe M.2 SSD「SM951」と同じトリプルコアコントローラ「UBX」を採用。ファームウェアはV-NANDおよびNVNeに最適化されており、最大限の性能を引き出せるという。
容量は、256GBと512GBの2モデルをラインナップする。また、2016年には搭載NANDフラッシュメモリーを次世代となる第3世代V-NANDに変更し、容量1TBの大容量モデルの投入も計画しているという。
保証期間は5年間と、850 PROの10年間に比べると半分となるが、耐久性は256GBモデルが200TBW、512GBモデルが400TBWと、850 PRO同等以上となっており、信頼性も申し分ないと考えていいだろう。
対応OSは、現時点でのサポートがWindows 7、Windows 8.1、Windows 10で、将来はWindows ServerおよびLinuxもサポート予定。なお、Windows 7は専用ドライバーが必要となるが、Windows 8.1およびWindows 10は標準サポートとなる。
また、950 PRO登場に合わせて、ユーティリティーソフト「Samsung Magician」もバージョンが4.8となり、NVNeへの対応を強化することになるという。
950 PROは、ワールドワイドでは2015年10月に発売を予定しており、価格は256GBモデルが199.99ドル、512GBモデルが349.99ドル。日本での発売時期や価格についてはまだ未定だが、ワールドワイドからそう遠くない時期での発売を予定しているとのことだ。