操作性はスマホを意識
Swatch Touch Zero Oneの操作はリュウズやボタンではなく、スマホのようにディスプレイをタッチし、スワイプや長押しなどで機能選択や数値の増減などをおこなう。コンピューターを時計に取り込むつもりはないが、エモーションに水をささず直感的に操作するために、IT系で一般に広がっているUIを取り入れている。
本当にスマートウォッチは出さないのか?
今回、発売される製品Swatch Touch Zero Oneには名称に数字が入っている。非公式だが、関係者に取材したところ現在、5番目までの計画があるそうだ。
IT系の製品の多くは、後継機は前機種の性能アップ版のように感じられるが、Swatch Touch Zero Oneのロードマップには、スキーやサーフィンといったスポーツの名前が上がっているとのこと。リオで開催されるオリンピックあたりにZero Twoなのか、後継モデルが計画されているそうだ。たとえそのモデルがNFCを内蔵しようと、スマートウォッチとは言わず、スウォッチ流の仕掛けを付加してくるはずだ。そこが、IT系のスマートウォッチと差別化をはかる、スイスの時計メーカーとしての高機能時計の未来への歩みだ。