オーバードライブ & ブルーライト低減機能まで搭載!
さらに、本製品の特徴が、まずオーバードライブ機能を有している点。本来14msの応答速度を5msにまで短縮し、動きの速い映像をなめらかに表示する機能のことで、これもOSDからオン/オフを切り替えられる。
実際にどの程度効果があるのかフリーソフトの「液晶応答速度&低解像度チェック」で見てみた。このソフトの応答速度を確認するモードでは、黄緑色の背景状を左右に高速移動する十字マークが現れる。このマークの移動速度を調整し、残像感やカクカクがない状態にすると、そのときの応答速度の目安が表示されるという仕組み。
実際にオーバードライブがオフの状態で、5msの速さでマークを動かすとちょっとカクカクするが、オンにすると、途端に動きがなめらかになった。
ただ、下の画面をよく見るとわかるが、オフの時にはなかった残像が現れる。そのため、FPSゲームのように、動き回る敵の頭など小さい目標にぴたりと照準を合わせて攻撃するようなタイプのゲームとはちょっと相性が悪いが、個人的に難があるのはその程度。確かに動きはハッキリ分かるほどになめらかになるため、映像作品を鑑賞するときや、レースゲーム、アクションゲームなどに向いている。
もうひとつ特徴的なのがブルーライト低減機能。簡単に言えば、人の目が疲れやすい青色の可視光線を減らして、眼精疲労を低減するというもの。オフ、1、2、3というレベルで調整でき、数値が高くなるほど、ブルーライトの低減率は高くなる。
この2つの機能のおかげで、文書作成などの業務時はブルーライトを低減して目の疲れに配慮し、プライベートではオーバードライブ機能を使って映画やゲームを楽む、という使い分けができてしまうのだ。
PTFBJA-24Wは消費電力もオトク
綺麗な画面と、優秀な機能を備えたPTFBJA-24Wだが、消費電力は気になるところ。仕事とプライベートを兼ねる液晶ディスプレーは、寝ている以外の時間は基本的につけっぱなしとなるからだ。そこで消費電力を計測してみた。
計測に使ったのはおなじみワットチェッカー。双方とも輝度、コントラストを最大にして測ったところ、PTFBJA-24Wは25W、いま使っている5年前の同サイズの液晶ディスプレーは31Wだった。1日18時間で30日間使用すると、6Wの差は約70円ほど(1kWhあたり22円で計算)になる。
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