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新しくなった走りのセダン! 日産・フーガ ハイブリッドを乗り倒した!

2015年09月13日 12時00分更新

文● 松永和浩 写真●松永和浩 編集●ASCII.jp

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圧倒的なパワーを誇りながら
高速道路でもエンジン停止で燃費を稼ぐ

 搭載されるエンジンなどのパワートレインは、3.5リッターV型6気筒の306psで、あのGT-Rの流れを汲む高性能ユニット。そこに68psのモーターを組み合わせて364psという出力を発揮。

 はっきり言って、ドイツのアウトバーンに持っていけば250km/hは余裕という動力性能。「ハイブリッドをスポーツ性に振りました」というハッチバックのハイブリッド車が最近登場したが、元祖はこのフーガだろう。

 しかし、スポーツ性やハイパワーだけではなく、きっちり燃費にも効いているのが、このフーガハイブリッドの凄いところ。

 東京から鈴鹿サーキットまでの往復プラスαの道のりで、高速道路主体ではあるが一般道や山道、渋滞も走った上での平均燃費はリッターあたり13.6km。1500ccのガソリンエンジン車とほぼ同等という低燃費を見せている。

 特に優れていると思われるのが高速燃費。多くのハイブリッド車が不得手とする高速道路の燃費だが、フーガは違った。その秘密は高速巡航時のエンジン停止にある。写真でわかるとおり、巡航時はエンジンを停止し電気モーターだけで走行できるのだ。これが100km/hでも行なわれるというところが凄い。同じ時間であれば、時速が速ければそれだけエンジン停止をしている距離が長くなるわけで、総合的にみて燃費にかなりの影響を与えることになるのだ。

 その上、自動ブレーキと連動したアダプティブクルーズコントロールも完備しているので、前車が減速をすればこちらも減速をする。その領域は0km/hにまで及ぶ。つまり完全停止までこなすのである。また、優れたレーダーを装備しているため、2台前のクルマの動きも感知して加減速を柔軟に行なっていくのだ。

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