4×4アンテナとビームフォーミング機能で家の隅々まで高速通信
超高速940Mbpsスループット対応新ルーター エレコム『WRC-1900GHBK-A』の実力
2015年09月03日 11時00分更新
待望の新製品が登場。以前のモデルと何が違うのか
最近ヘッドホンやスピーカーの紹介が多かったエレコムだが、待望のルーターの新製品が登場。今回登場したのは3製品。そのなかで最上位モデルの『WRC-1900GHBK-A』をご紹介したい。
上の写真を見ての通り、前モデル『WRC-1750GHBK2-I』と外観はまったく同じ。しかし、アンテナ本数は2.4GHz帯用と5GHz帯用をそれぞれ4本ずつ内蔵。より安定化を図った製品なのだ。
IEEE802.11acに準拠し、最大1300Mbps(理論値)に対応。独立したアンテナにより、電波の干渉を防ぎ感度がアップしたことで、途切れにくくなったのも特徴だ。
また、従来同様ハードウェアNATを搭載しているので、有線による通信でスループット最大940Mbpsを実現。複数の機器を同時に接続しても、滞りなく高速かつ安定した通信が確保できる。
さらに、今回はビームフォーミング技術を搭載。iPhoneなどの対応機器を利用すると、利用している位置での電波状況が最適になるよう各アンテナから発する電波を調整。電波強度を高めることで高速かつ安定性を高めている。位置に対する電波の調整はメーカーが独自に導き出したもの。エレコムはその調整に磨きをかけ、より最適になるよう努力し“ビームフォーミングZ”とネーミングしている。
もう1つ、“こどもネットタイマー2”は以前から搭載されていたが、今回はさらに“こどもネットWEBサイトフィルター”も搭載。どちらもアルプス システム インテグレーションが提供する機能で、こどもネットWEBサイトフィルターは5年分のライセンスが含まれている。
フィルタリングサービスは最大147カテゴリーに分類され、網羅率は98%以上。ルーターにフィルタリング機能があることで、スマホもPCも関係なく動作。うちの息子はまだ5歳と3歳だがそう遠くない将来ぶち当たる問題だろうから、親からすれば子供のネット接続の心配が軽減されるのはありがたい。
(次ページでは、「実際に筆者自宅に設置していろいろ試してみた」)