PCパーツ人気ランキング&店員も欲しがる旬なパーツ(6月26日~7月26日)
【売上ランキング】夏本番!! CPUクーラー&グリスで冷却強化
2015年07月29日 18時00分更新
グリスは定番のシルバーグリスに
続いてはCPUから生じた熱をより効率よく、CPUクーラーに伝えるグリス。購入したCPUクーラーに付属しているグリスを使うのもアリだが、CPUクーラーを交換するなら、CPUクーラー+αの冷却性能を目指せるグリスにもこだわりたいところだ。
水冷ランキング 集計期間 6月26日~7月26日 ツクモ全店 | ||
---|---|---|
順位 | 製品名 | 実売価格 |
1位 | ainex「AS-05」 (熱伝導率9.0W/m・K) |
1490円 |
2位 | Arctic Cooling「MX-4/4g」 (熱伝導率8.5W/m・K) |
1317円 |
3位 | ainex「JP-DX1」 (熱伝導率16W/m・K) |
1620円 |
4位 | ワイドワーク「Thermo-TranzM50α(SST-M50α)」 (熱伝導シート、熱伝導率50W/m・K) |
1409円 |
5位 | ワイドワーク「Vertical-Graphite Pro(WW-90VG)」 (熱伝導シート、熱伝導率90W/m・K) |
2345円 |
6位 | ainex「GS-07」 (熱伝導率8.0W/m・K) |
802円 |
7位 | Arctic Cooling「MX4/20g」 (熱伝導率8.5W/m・K) |
2550円 |
8位 | オウルテック「OWL-SILG01」 (熱伝導率1.0W/m・K) |
185円 |
9位 | ainex「GS-01」 (熱伝導率0.55W/m・K) |
194円 |
10位 | ainex「GS-04」 (熱伝導率3.8W/m・K) |
597円 |
※価格は7月26日時点での参考価格。ツクモ各店頭ならびに通販での価格、在庫を保証するものではありません。
ツクモ全店調べでのランキングトップは、「CPUグリス徹底比較 冷えるのはどれだ?」で、その性能を試しているainexのシルバーグリスの「Arctic Silver 5」(AS-05)だ。
「『AS-05』は定番中の定番ですね。ロングセラーモデルだけあって、レビューも多いので安心感があるのも売れている理由かな。2位と3位も定番といえるグリスですね」
「4位と5位の熱伝導シートは、グリスよりも高い熱伝導率なのと、グリスのように塗る必要がなく、汚れないので結構選ばれる方が多いですね。あ、もちろん用途はCPUですよ」とのこと。
ちなみに「単体で各種パーツをそろえるよりもキットのほうが安価になっている」とのことなので、本格水冷を考えている人はキットで導入し、後々、好みのパーツに変えていくのがいいだろう。
なお、PC自作と同じように自由に組み合わせられる本格水冷パーツで最近人気なのは「水枕はEK WaterBlocks、フィッティングなどのアクセサリーはBitspowerです」とのことだ。
TSUKUMO eX.の担当に聞いた
オススメCPUクーラー&グリス
TSUKUMO eX.で、CPUクーラーやグリスを担当するF氏にオススメ品を聞いてみると、「CPUクーラーとグリスともに全店のランキングには入っていませんが、今オススメなCPUクーラーは、今年1月に発売されたThermalrightの『Macho 120 Rev.A』です。価格は6500円前後と、ちょっと高めですが、ミドルクラスのCPUクーラーのなかでは扱いやすい全高150mmで、しっかり作り込まれているのが魅力です」という。
「グリスはワイドワークが販売している信越化学工業製の高性能オイルコンパウンド『X-23-7762』を採用している『WW-7762-1.5G』とダウコーニング製『TC-5022』採用の『W-TC5022-1.5G』ですね。信越化学工業とダウコーニングともに工業向け製品を扱うメーカーなので、ピークの熱伝導率ではなく、必ず発揮できる熱伝導率を表記しているため、ピーク性能を表記するメーカーと比べると熱伝導率は低くなりますが、かなり性能がいいのでぜひ使ってみてもらいたいです」とのことだ。