7月24日、NECおよびNECプラットフォームズは中小企業向けのコミュニケーションゲートウェイ「UNIVERGE Aspire UX」の機能を強化。標準化された規格であるWebRTC(Web Real-Time Communication)技術を採用し、Webブラウザで簡単に利用できるビデオ通話機能に対応した。
ビデオ会議は最大4者まで可能で、対応WebブラウザはGoogle Chrome。専用サーバーやクライアントアプリケーションを必要としないため、低コストで容易に、コミュニケーションの活性化を図ることが可能となる。また、専用サーバーを設置することなくUC機能が利用可能なデスクトップコミュニケーター「UC100」を強化。連絡先の相手がどのような状況にあるかを示すプレゼンス表示やチャット、メール連携機能などを利用できる。UNIVERGE Aspire UXの主装置に登録されている最大1万件の電話帳と連携することで、エンドユーザー自身が電話帳に登録することなく、簡単に電話帳検索やワンクリック発信が可能になるという。
また、高速通信に対応したルーターユニットを搭載することで、光回線などギガビット対応のIP回線サービスの利用が可能となる。保守作業における「かんたん設定」機能も強化し、Web管理画面からのネットワーク構築やIP電話サービスの選択をより簡素化したという。
価格はIP電話サービス4回線、12ボタンデジタル多機能電話機8台、UCクライアント8クライアント分、Web会議機能 (設定費、設置工事費は除く)で、60万3600円(税別)。オプションのルーターユニット「IP5D-RTU-B1」は7万8000円(税別)となっている。