配線をして、スイッチオンで電源投入
HDDを装着したら、次は配線である。といっても、電源ケーブルとデータ用のUSB 3.0またはThunderboltケーブルの2本をつなぐだけだ。Drobo 5Dのパッケージには、USB 3.0ケーブルのみ同梱されており、Thunderboltケーブルは別途用意する必要がある。Macユーザーであれば、予備のThunderboltケーブルを持っている事が多いと思う。ケーブルの反対側の端子をWindows/Macに接続したら、完了だ。
ここでいよいよ電源投入となる。初めてスイッチを入れた時には、初期設定など行われるため、使用可能になるまで約5分程度待つことになるが、さまざまなパターンで明滅する前面のLEDを眺めながら待っていよう。
入れたHDDをフォーマット
問題なく初期設定が完了すると、パソコンのDrobo Dashboard上に1台のDroboが見えるようになるので、ダブルクリックして開いてみよう。NASであるDrobo 5Nは、この段階で自動的にフォーマットが完了しており、Finderやエクスプローラーからアクセスできる状態になっていた。一方Drobo 5DはDASであるので、この段階ではドライブはフォーマットされていない。そのため、フォーマットを促すダイアログが表示される。
指定できるファイルシステムはWindowsならNTFS、Mac OS XならHFS+とそれぞれ一択なので、迷うことはない。ドライブレター(Windowsのみ)やドライブの名前を指定したのち、フォーマットする。Drobo Dashboard上で作業できるため、迷う事はないだろう。
さっそくDrobo 5Dを使ってみる
待つこと数分、エクスプローラー(Windows)やFinder(Mac)上にDrobo 5Dのドライブが現れる。1TBのSATA HDDを2台搭載した状態で使い始めたので、実効容量は、0.9TBほどになる(実効容量の計算方法は、連載の第1回を参照)。今どきとしてはそれほど大きな容量でもないが、気にせずに手持ちのデータをどんどんコピーしていって大丈夫だ。
使っていくうちに、Drobo 5D本体下部に並ぶ10個の青色LEDがじょじょに点灯していく。これはDrobo 5Dの使用状況を示すバーグラフである。また、Drobo Dashboard上にも同じ状態が表示されているのが見てとれるだろう。搭載しているHDDが正常に稼働し、空き容量が十分にあるうちは、ユーザーは何もする必要はない。大容量のデータ置き場として使っていればいい。
(次ページ、「空き容量警告が出たら、HDDをサクッと追加」に続く)
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