最新端末を丸裸！　スマートフォン定点観測 第134回

ARROWS NX、Xperia Z4、Galaxy S6、夏最強スマホの速度対決！

3機種3キャリアとも好調の通信速度
最速はソフトバンクのGalaxy S6 edge

　通信速度テストは、横浜駅前、東京駅ホーム、浦安駅前の3駅で上下の速度を各3回計測する。測定日は6月下旬の土曜日12～14時台。計測には速度測定サイトの「BNRスピードテスト」の画像読込み版を使用した。

　エリアについては、3機種とも4G（LTE）のアンテナ表示が4本表示されたが、auのXperia Z4は浦安駅前でアンテナが0～4本とやや不安定であった。結果を見ると影響があったようにも思える。各駅の最高速度と全体の平均速度は以下のとおり。

	ドコモ 「ARROWS NX」	au 「Xperia Z4」	ソフトバンク 「Galaxy S6 egde」
横浜駅 （下り／上り）	15.35Mbps／ 4.76Mbps	32.72Mbps／ 5.24Mbps	23.44Mbps／ 6.92Mbps
東京駅 （下り／上り）	12.40Mbps／ 3.56Mbps	17.52Mbps／ 3.22Mbps	13.39Mbps／ 3.57Mbps
浦安駅 （下り／上り）	13.17Mbps／ 4.77Mbps	9.69Mbps／ 0.42Mbps	32.80Mbps／ 4.35Mbps
全計測の平均 （下り／上り）	10.81Mbps／ 3.95Mbps	18.24Mbps／ 2.40Mbps	19.94Mbps／ 4.46Mbps

　平均速度ではソフトバンクのGalaxy S6 edgeが勝利。浦安駅では最速32.80Mbpsに達し、横浜駅でも23Mbps。上りの通信速度も3～6Mbps台と十分だ。

　それに続いたのが、auのXperia Z4。こちらも横浜駅では32.72Mbpsを記録し好調。東京駅でも17Mbpsを超えた。ただし前述した通り浦安駅前では、アンテナの表示が不安定で、下りは最速で9Mbps台と10Mbps切り。上りは1Mbps以下だ。

　3位はドコモのARROWS NX。このテストでは毎回ドコモは苦戦の傾向にあるが、今回はなかなか良好。すべての駅で10Mbps以上、毎回酷い結果になりやすい上りの通信速度も3～4Mbps台で安定している。最大通信速度は伸び悩んだものの、数字的には十分にも思える。

ブラウザーの表示時間では
Galaxy S6 edgeがリードも大きな差はなし

　通信速度テストと同じ3駅でブラウザの表示時間もチェックしてみた。ASCII.jpのPC版サイトを開き、表示されるまでの時間をストップウォッチを使い3回計測する。アプリにはChromeを使用し、毎回キャッシュを削除した。

	ドコモ 「ARROWS NX」	au 「Xperia Z4」	ソフトバンク 「Galaxy S6 egde」
横浜駅	5秒31	4秒82	4秒91
東京駅	5秒78	4秒47	4秒75
浦安駅	5秒57	4秒46	4秒40
全計測の平均	5秒90	5秒34	4秒99

　これは通信速度テストとほぼ同じ結果。1位は平均タイムで4秒99のGalaxy S6 edge。通信速度結果と同じく浦安駅での表示が早い。平均タイム2位はXperia Z4。これまた通信速度テストと同じく、横浜駅、東京駅では表示が早い。もっとも通信速度が遅かった浦安駅でもGalaxyに匹敵している。

　ARROWS NXはどの駅でもトップは取れず、平均タイムは5秒90で3位。これまた通信速度テストと同じような傾向。ただし1秒前後の差だから、ほぼ差がないというのが正しいだろう。

4つのテストでリードした
Galaxy S6 edgeが勝利

　終わってみれば5本のテスト中4本で勝利したのがGalaxy S6 edgeだ。文字入力での遅れはやや気になったが、これもキーボードのカスタマイズや慣れで改善される可能性もある。

　もっともARROWS NX、Xperia Z4が負けたというほどの印象でもない。大差だったのは起動時間くらい。これは起動しっぱなしという人なら気にしないだろう。むしろ文字入力で圧勝していることのほうが大きい。

　次のテストはカメラチェック。3機種とも高性能なカメラを搭載している。インカメラのテストも行なったので、自撮りに最適な機種がわかるかもしれない。

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