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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第414回

梅雨だから撮れる、しっとりとした風情の猫たち

2015年07月10日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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雨上がりも狙い目!

 お次は雨があがった直後の猫。

 雨があがり、隠れてた軒下から出てきた三毛だ。アスファルトのしっとり感がいい。

きれいなミケの猫。それまでけっこう降ってたので地面はしっとりと濡れてる。濡れて黒くなったアスファルトと猫の対比がなかなかいい(2014年10月 オリンパス OM-D E-M1)

きれいなミケの猫。それまでけっこう降ってたので地面はしっとりと濡れてる。濡れて黒くなったアスファルトと猫の対比がなかなかいい(2014年10月 オリンパス OM-D E-M1)

 雨が上がった直後は狙い目かも。

 最後は先日の街歩きで出会った猫。

 雨は降りはじめたばかりで地面もあまり濡れてないけれども、長毛種だったので普段ならふさふさしてるであろう毛も湿気でくたんとなってて今ひとつ冴えないのもまたよし。

 これは大勢で通り過ぎるところを警戒しながら見ているところ。

毛が生え替わっている最中なのか、見てるとブラッシングしたくなる長毛の猫。雨が降ってきたこともあって、せっかくの毛並みも微妙な感じに(2015年7月 オリンパス OM-D E-M1)

毛が生え替わっている最中なのか、見てるとブラッシングしたくなる長毛の猫。雨が降ってきたこともあって、せっかくの毛並みも微妙な感じに(2015年7月 オリンパス OM-D E-M1)

 通り過ぎたあと、ちょっと視線を感じたので振り向いて1枚。

 斜面を下っていたので高低差がわかるよう、しゃがんで低い位置から撮ってみた。雨が降っていても気にせずしゃがんでローアングルである。

遠ざかる我々を「あいつらはなんだったんだ」という顔で見送る長毛くん。坂道の下から撮るときは、坂であることがわかるアングルで(2015年7月 オリンパス OM-D E-M1)

遠ざかる我々を「あいつらはなんだったんだ」という顔で見送る長毛くん。坂道の下から撮るときは、坂であることがわかるアングルで(2015年7月 オリンパス OM-D E-M1)

 土砂降りだと困るけれども、降ったり止んだりとか小雨だったりとかその程度であれば、湿気と猫という日本らしいじとっとした写真を撮れてそれはそれでよい。

 この季節、雨が降ると意外に涼しいので、雨が上がった途端に猫も顔を出してくれたりする。実は狙い目の季節なのかも。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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