Q9.「Windows 10を入手する」ボタンって消えないの?
A.予約しても消えない。消すなら更新プログラム削除の必要アリ
「Windows 10を入手する」ボタンは、たとえアップグレード予約をしたあとでもインジケーターに表示され続けるうえ、インジケーターの設定から一旦隠しても再起動時に復活してしまうという、微妙にやっかいな代物だ。
アップグレードの予定もないし「きれいさっぱり消してしまいたい」という人は、コントロールパネルから更新プログラムそのものを削除する必要がある。詳しい削除方法はこちらの記事を参照してほしい。
Q10.結局、アップグレードしたほうがいい?
A.アップグレード自体は推奨。不安ならしばらく後でも遅くはない
無料アップグレードを利用するべきか、しないべきか。筆者としては、積極的に利用していくべきだと考えている。無料で最新のOSが利用できるというのも大きなバリューだが、すでにメインストリームサポートが終了しているWindows 7、サポート期間が決まっているWindows 8.1を置き換えることで、デバイスの寿命を延ばせることも大きなポイントだ。
Windows 10は「Windows最後のメジャーアップグレードになる」とも言われており、今後は新OSが登場せず、ひたすらWindows Updateを使った機能アップデートのみが実施されていくことになる。要するに、ハードウェアが物理的に動作しなくなるまでサポートが受けられるということだ。ユーザーとしては、乗り換えない手はないだろう。
ただし、7月29日のリリース当日にアップグレードをする必要はあまり感じない。Windows 10のプレビュー版はかなり安定してきているものの、当日に混乱が起きる確率はゼロではない。また、ソフトウェアの対応は現状あまり進んでいないため、専門的なソフトが入った仕事用PC、ゲーム用PCなどはあまり急いでアップグレードしない方が賢明だ。
ソフトウェアなどの制約がない場合は、リリース当初の混乱が落ち着き、メーカー製のWindows 10プリインストールPCも出揃ってくる1、2ヵ月後にアップグレードすることをオススメしたい。