関係者コメント
安藝貴範 代表
タイヤのセットが合わないという状態が予選から決勝の朝まで続いて、非常に苦しんだわりには決勝レースの1stスティントが良くて大変盛り上がりましたね。タイヤ無交換で表彰台を狙おうという作戦は間違ってなかったと思います。結果的には残念だったけど、決勝前にクルマをまとめてくれたメカニックとそれを乗りこなしたドライバーはさすがでした。
そういう意味では納得のレースではあったんですけど、タイヤメイキングでまだ苦戦していて、結果がなかなか伴わないですね。今回でようやくマシンセッティングやブレーキなどが揃いはじめてきたので、富士戦からは必ず巻き返していきます。応援よろしくお願いします。
片山右京 監督
レースをやっていると時として理不尽なことが起こるけど、今回がまさにそれで本当に残念でしたね。予選でセッティングが決まらなくてなかなか前に行けなかった中、決勝ではでき得る最上の結果を残せそうだったのに、あとちょっとというところで逃げていってしまった。バーストがなければ4~5位にはなれたと思います。でも、こういうことが起きるのがレースですからね。
今回みたいなことが起きたら普通は気持ちが沈んじゃうところですが、このチームは常にポジティブ。すぐに頭の中を切り替えて最善を尽くそうとするんです。個人スポンサーさんも遠いところを何人も来てくれたし、日本からネットやライブビューイングでも声援を送ってくれていましたし、こういうチームだからこそ運気を呼び込めると思っているので、富士では期待していてください。
谷口信輝 選手
今回はタイヤもセッティングもうまく機能しなくて、後手に回っていました。なので、決勝レースは厳しい展開が予想されましたが、片岡選手の頑張りで悪い予想を覆してくれて。僕も後ろから追われていたので、なんとか逃げ切ってやると気合いを入れて走っていたのですが、不運にもタイヤがバーストして入賞圏外になってしまいました。
まだ今シーズンは歯車が噛み合ってないですが、次回からはきっと噛み合うと思うので、応援よろしくお願いします。
片岡龍也 選手
今回は走り始めからタイヤが合わなくて、苦戦を強いられることはなんとなく予想できていました。それでもチーム全員が協力し合って手を尽くした結果、納得いくレベルとは言えないまでも決勝ではライバルたちと勝負がやっとできるレベルにはなりました。10位のスタートから4位まで順位をあげて、タイヤも一発のグリップは不足していましたがロングランに関してはパフォーマンスが非常に安定しており、これなら無交換でも大丈夫だろうと判断したんです。
谷口選手に交代したあとは実質5番手まで上がっていましたが、バーストしてしまい勝負権を失いましたね。チャンピオンシップに向けて、今回みたいなレースはこれで最後にして、これから巻き返していきます。
(C)タイキ / Crypton Future Media, INC. www.piapro.net directed by コヤマシゲト
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