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これが正真正銘の“爆速”だ

インテル SSD 750搭載の「MDV ADVANCE」で、毎秒2000MB超えを体感!

文●鈴木誠史/ASCII.jp

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高性能なのはSSDだけじゃない

 ストレージ以外の性能も見ていこう。高負荷な作業を快適に行なえてこそ、インテル SSD 750の速度を生かせるというものだ。「MDV-GX9541S-SH」のCPUは“Haswell-E”ことCore i7-5820K。6コア/12スレッドのハイエンドCPUだ。GPUは、GeForce GTX 960を搭載する。ハイエンドGPUのGTX 980と同じ第2世代Maxwellアーキテクチャーを採用した、性能とコストのバランスが優れた最新ミドルクラスGPUだ。

 まず、WIN SCORE SHAREでWindows 8.1のシステム評価ツール「WinSAT.exe」を実行してみたところ、次のような結果になった。全体的に、非常に高いスコアが出ている(とはいえ、プライマリディスクの「9.3」は目を見張る数値だ。CPUなども高性能だが、ここまで高い数値は今まで見たことがなかった)。

WinSAT.exeの結果。プライマリディスクの数値は非常に高いが、それ以外も8.0を超えるなど高いスコアが出た

 GPUによるOpenGL描画性能とCPUによる3Dレンダリング性能を計測する「CINEBENCH R15」を計測したところ、OpenGLの描画性能は146.08fps、CPUのレンダリング性能は1019cbとかなり優秀な結果になった。これは、3D CGソフトや3D CADソフトを快適に利用できることを示している。

「CINEBENCH R15」の結果

 マシンの総合的な性能を評価する「PCMark 8 HOME CONVENTIONAL 3.0」と、3D性能を計測する「3DMARK」も試してみたところ、「PCMark 8」は「4076」と高いスコアが出ている。3DMARKで最も負荷の高い「FIRE STRIKE」で、GeForce GTX 960搭載機としては充分な「6530」という数値が出た。

PCMARK 8 HOME CONVENTIONAL 3.0のベンチマーク結果

3DMARKの結果

最新3Dゲームを最高品質で楽しめる

 4月末に登場した「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」も試してみた。空を滑空するシーンや水辺、激しいボス戦など派手なグラフィックスが次々と表示される。これを最高品質設定で試すと、結果は「7316」で「非常に快適」という評価が出た。

最高品質でも「非常に快適」

 「MDV-GX9541S-SH」の一番の魅力は何と言ってもインテル SSD 750の速度性能だが、決してそれだけではない。3D CGの制作を行なったり、最新のゲームをプレイするなかで、インテル SSD 750の速度を実感できるパソコンに仕上がっている。これだけの処理性能とデータの読み書きの高速さがあれば、作業はさらに効率化するに違いない。

容量1.2TBモデルの選択も可能

 これだけ高い性能を持つ「MDV-GX9541S-SH」(24万8184円)だが、さらに高いグラフィックス性能を求めるなら、GeForce GTX 980搭載で29万1384円の「MDV-GX9541X2-SH」という選択肢もある。さらにさらに、1.2TBのインテル 750 SSD搭載で、Core i7-5960X(8コア/3.00GHz、最大3.5GHz)、GeForce GTX 980、32GBメモリーという全部盛りの最上位モデル「MDV-GX9541X2-M32-SH」もある。価格は50万7384円だ。

幅広いBTOメニューの中から好みの構成を選べる

 最上位モデルでなくても、注文時に10万5732円の上乗せで1.2TBのインテル 750 SSDを選択することもできる。10万円の上乗せは高価に見えるかもしれないが、インテル 750 SSD(400GBモデル)の単体価格はおよそ6万円前後。400GBモデルを3つ(=1.2TB分)搭載させるよりもお得だ。

 BTOでは水冷CPUクーラーの搭載にも対応していたり、HDDがなんと最大12TBまで増設可能だったりと豊富なメニューを取り揃えている。このあたりにも、拡張性の高い「MDV-ADVANCE」シリーズの良さがある。予算と用途に合った構成を選んで、ぜひインテル 750 SSDによる異次元の速度を体感してもらいたい。

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