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AMDが“Fiji”こと新GPU「Radeon R9 Fury」を発表

2015年06月17日 03時00分更新

文● 北村/ASCII.jp

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 AMDは北米時間の16日、ロサンゼルスで開催中の世界最大級のゲーム業界向けイベント「E3」に合わせて記者発表会を実施。開発コードネーム“Fiji”こと最新GPU「Radeon R9 Fury」を発表した。

世界初となるHBM搭載GPU「Radeon R9 Fury」シリーズを発表

 ビデオカードのラインナップは、水冷クーラーを標準装備した「Radeon R9 Fury X」、カード長が7.5インチで空冷方式の「Radeon R9 Fury」、カード長が6インチの「Radoen R9 Nano」、そしてデュアルGPU搭載の「Dual Fiji」(コードネーム)だ。

水冷クーラー標準装備の「Radeon R9 Fury X」

カード長が6インチの「Radoen R9 Nano」

「Radeon R9 Fury」シリーズに搭載されるコアは、ストリーミングプロセッサー数が4096、浮動小数点演算が8.6TFLOPS、トランジスタ数が89億となる

 「Radeon R9 Fury X」は北米時間の6月24日に649ドルで発売、「Radeon R9 Fury」は7月14日に549ドルで発売される。なお、価格は未定ながら「Radeon R9 Nano」は晩夏、「Dual Fiji」は晩秋に発売とのこと。

「Radeon R9 Fury」シリーズを発表する社長兼CEOのLisa Su氏

Fijiを搭載する小型ゲーミングPC「Project Quantum」も発表された

Radeon R9/R7 300シリーズも発表。スペックは不明

※3時50分追記
 現時点で判明しているスペックは以下のとおり。

各GPUのスペック
型番 R9 FURY X R9 390X R9 390 R9 380
製造プロセス 28nm 28nm 28nm 28nm
ストリーミング
プロセッサー数
4096 2816 2560 1792
GPU最大クロック 1050MHz 1050MHz 1000MHz 970MHz
メモリー帯域 512GB/s 384GB/s 384GB/s 182.4GB/s
メモリーバス幅 4096bit 512bit 512bit 256bit
メモリタイプ HBM GDDR5 GDDR5 GDDR5
補助電源 8ピン×2 8ピン+6ピン 8ピン+6ピン 6ピン×2

 Radeon R9/R7 300シリーズの発売日は6月18日(北米時間)で、価格は以下のとおり。

Radeon R9/R7 300シリーズの価格
型番 価格
Radeon R9 390X 429ドル
Radeon R9 390 329ドル
Radeon R9 380 199ドル
Radeon R9 370 149ドル
Radeon R9 360 109ドル

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