オーディオに一度は興味をもったことのある50代前後の人なら、米国JBLの「パラゴン」と呼ばれる家具調の絢爛豪華なスピーカーをご存じの方は多いだろう。
JBLを代表するスピーカーの1つであるパラゴンは、米国で1957年に発売された。日本国内では1965年から1988年前の約四半世紀の間、今はもうない山水電気株式会社が米国JBLの代理店として販売していた。
大学生の頃、筆者の友達の親父が国内発売されてすぐのパラゴンを愛用していて、偶然、引っ越しを手伝うことになりこの幅約3m、重さ300kg弱の化け物のようなスピーカーを組み立てる機会に遭遇した。
この時聴いたパラゴンの影響で、その後、筆者は「JBL4343B」などという分不相応なスタジオモニターを衝動買いし、恐怖のローン地獄に陥ってしまった。
あれからすでに何十年、すっかりローン地獄の悪い記憶も癒えた時に、今度は極めて財布にやさしいiPhone用のペーパー製“ミニミニ・パラゴン”「iHorn Paragon」が発売になった。
ペーパー製クレードルスピーカー「iHorn Paragon」
組み立てはそんなに難しくない
iHorn ParagonはデスクトップでiPhoneの音楽再生を紙ホーンとして拡声するだけのパッシブスピーカーだ。
スピーカーという表現にはなっているが、実際のスピーカーはiPhone内蔵のスピーカーを使用し、iHorn Paragonはあくまでその再生音を拡声するホーン機能を提供するだけ。簡単に言ってしまえば往年のParagonのホーンシステムに似せて作ったダンボール製のメガホンだと思えばそれほど外れてはいない。
実際の組み立ては多少不器用な筆者でも約1時間。数枚入っている、あらかじめ切り込まれた薄いダンボール紙には、アルファベットでA、B、Cと順にID記号が振られており、組立説明図ではそのID記号を指定して、組み立てを指示されるのでまず間違うことはないだろう。
そして組み立てにはハサミやノリなどの小道具も一切不要だ。組み立て説明図を見ながら、山折り、谷折り、そしてスリットに差し込んだり、多少曲げたりしながら作業を進めていくだけ。
再生音に影響するかどうかは別にして、本物のパラゴンのように、エンクロージャーは左右独立していて、最初の組み立て作業はそこからはじまる。
左右のエンクロージャーの組み立てが終われば、独特のカーブを描いた内部のホーン部分の組み立てに移り、左右のエンクロージャーを取り付け、iPhoneを載せるクレードル(ドッキングステーション)を取り付ければほぼ最終段階だ。
そして左右の中域用ホーンを組み立て、全面の化粧バッフル板をはめ込み、本体を支える4つの足を取り付ければ完成だ。
次ページへ続く、「ケースをつけたiPhone 6 Plusは入らない!?」
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