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T教授の「戦略的衝動買い」 第319回

JBL「パラゴン」を再現したペーパー製クレードルスピーカーを衝動買い!

2015年02月11日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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音質についての過度な期待は禁物だが……

大音量で再生するとそれなり感はあるが、あくまでサウンドは拡声器的だ

大音量で再生するとそれなり感はあるが、あくまでサウンドは拡声器的だ

 さて実際のサウンドはどうだろうか。iPhoneの内蔵スピーカー出力はステレオではなくモノラルなので、実際にiHorn Paragonを使用してもステレオ再生ができるわけではない。パワーアンプなどを内蔵しないあくまでパッシブ(消極的)なスピーカー、正しくは“拡声器”なので期待をする方が間違っている。

 大きな音で再生音を聴けば、気分的に左右の広がりがあるようには感じるが、それが音量レベルを上げたせいなのか、iHorn Paragonの構造のせいなのか、筆者には明確に判断はつかない。ただ、低域系の成分の多い音楽再生では多少の効果を感じたのは確かだ。

背面からも見てみたが……LOGOマークと木目がなかなかオシャレで美しい

背面からも見てみたが……LOGOマークと木目がなかなかオシャレで美しい

 まあ、そもそも薄いボール紙でできた拡声器に過剰な期待は禁物だ。今や限られたジャズ喫茶でしかお目にかかれない歴史的名器であるパラゴンに思いを馳せながら、今、自分の手でそれに触れていることにただただ感謝して、一途に組み上げたいウルトラ・ヒストリックアイテムだ。音質がどうのこうのなんてバチがあたってしまう。

 筆者は机の引き出しのどこかに眠っている昔のiPhoneを探しだして、iHorn Paragonと一緒に使用するつもりだ。幸いにもiHorn Paragonは底面からドッキングステーションまで電源ケーブルを通すことができる。

 使わなくなったiPhoneを常時Horn Paragonに載せて24時間インターネットラジオのでき上がりだ。

T教授

今回の衝動買い

アイテム:iHorn Paragon

価格:iKeda Product WEBショップにて2980円(送料別)で購入


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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