ソニーは22日、Bluetoothスピーカーのラインナップを一新し、新機種3モデルを投入すると発表した。
従来の上位モデルとなる「SRS-X9」「SRS-X7」は2月末で生産終了。その下のモデルとなる「SRS-X5」はすでに生産終了となっているが、この後継モデルとして新たに「SRS-X55」を投入する。
さらに下のモデルとなる「SRS-X3」も1月で生産終了となり、代わりに「SRS-X33」を投入。また、すでに生産が終了している丸形スピーカー「SRS-BTV5」の後継に当たる「SRS-X11」も新たに製品化する。
なお、下位モデルの「SRS-X2」と「SRS-X1」は継続販売となる。
2月21日発売予定のSRS-X55(予想実売価格2万5000円前後)は、20Wのサブウーファーを新たに搭載。左右スピーカー(5W×2)との組み合わせで最大30Wの出力が可能となる(ACアダプター接続時)。
デジタルアンプの「S-Master」と圧縮音源の高音域を補完する「DSEE」を内蔵し、より高音質な音の再現が可能。Bluetooth 3.0に対応し、ソニーが2月14日に発売するウォークマン「NW-ZX2」で初めて採用される高音質コーデック「LDAC」に対応する。
そのほか、バッテリーを内蔵しており約10時間の連続再生が可能。本体サイズは幅221×奥行118×高さ51mmで重量は1200g。
3月14日発売予定のSRS-X33(予想実売価格1万7000円前後)は、新型のスピーカーユニットを採用するとともに、前面/背面のパッシブラジエータの形状を変更。これにより、ボーカルの音質を改善するとともに、重低音の音質を最新トレンドに合わせてチューニングした。
本機もLDACに対応しており、NW-ZX2と組み合わせることで高音質なワイヤレス伝送を実現可能。本体サイズは幅185×奥行60×高さ59mmで従来のX3より奥行と高さが5mmほど小型化。重量もX3の850gから730gに軽量化されている。
2月21日発売予定のSRS-X11(予想実売価格9000円前後)は、従来の丸形からキューブ型に変更。本体サイズが従来機の幅65×奥行65×高さ67.6mmから61mm四方と小型化されたが、10Wのフルレンジスピーカー(従来機は1.2W)とパッシブラジエータ×2を詰め込み音質を強化。さらにバッテリー駆動時間も従来の5時間から12時間に延長されている。
本製品を2つ用意することで、連携した使用が可能。2つのスピーカーで同じ音を再生する「ダブルモード」と、それぞれL/Rで再生する「ステレオモード」が利用できる。
なお、対応コーデックはSBCのみで、LDACには対応していない。
同社は同時に、すでに発売中の「ウォークマン A」(NW-A17/A16)シリーズをファームウェアアップデートにてLDACに対応させることを発表。アップデート時期は4月になるとのことだ。