α7IIからSTYLUS 1sまで、冬の最新デジカメで撮りまくる!! 第1回
EOS 7D Mark IIにD750にSTYLUS 1s、大人気デジカメを徹底チェック!
2014年12月08日 12時00分更新
年末も近づき行楽地では紅葉が鮮やかな季節。寒くなってきた分、湿度が下がり空気の透明度が上がって写真もクリアに写りやすい。
そんな、紅葉や目の前に迫った冬休みに楽しめる、秋から冬にかけて発売された最新デジカメを紹介していくのが本特集。第1回目となる今回は、本気で写真を撮りたい、という方のための本格的かつ人気が高いデジタルカメラを選んでみた。
具体的には、キヤノンの最新のAPS-Cサイズ機「EOS 7D Mark II」、フルサイズ素子採用のニコン最新モデル「D750」、光学10倍ズームでありながら全域で開放F値2.8と明るいレンズを採用しているオリンパス「STYLUS 1s」をピックアップした。
APS-C機だけどハイエンド機並みのAF性能
キヤノン「EOS 7D Mark II」
「EOS 7D Mark II」は、キヤノンのEOSシリーズでAPS-Cサイズの撮像素子を採用する中ではフラッグシップとなるモデルだ。
10月30日に発売された新モデルで、ボディーのみの実売価格は23万円前後、最安であれば20万円くらいで見つかるかもしれない。現在は落ち着いてきているが、11月中旬ぐらいまでは在庫を探すのが難しいほどの売り切れ店続出の大人気デジカメだ。
記事掲載当初、異なる画像が表示されていました。お詫びして訂正いたします(2014年12月10日)
プロ向けの機種に迫る性能を持つAPS-Cモデルで、撮像素子は約2020万画素のCMOSセンサーを採用。画像処理エンジンにはDIGIC6をデュアルで搭載し、静止画だけでなく動画撮影にも強い。
一番の注目はAF性能だ。測距点は65点と数だけならEOSシリーズのプロ向け機種「EOS-1D X」(61点)よりも多く、またすべてのAFセンサーがクロスセンサーとなっており高精度なAF検出が可能になっている。
さらに人物や顔、色を認識してAF追尾する「EOS iTR AF」も搭載するので追従性も高い。秒間10コマの連写機能も併せて動きのある被写体に強くなっている。
子供や動物など、動きを予測しにくい被写体を撮りたい場合、高性能なAF性能を持ったデジカメが欲しくなるが、どうしてもハイエンド系でフルサイズ素子採用の高級機になってしまいがち。
しかし、本機は同じレンズでもより望遠で撮影ができて被写界深度が深いためピントが合いやすいAPS-C機ながら、ハイエンドモデル並のAF機能を味わえるデジカメだ。インターバルタイマーやHDR、多重露出といった機能も備わり、使い勝手は良好である。
(次ページに続く、「EOS 7D Mark IIの画質をチェック!」)
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