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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第8回

解約が簡単だからこそ、格安SIMは気軽に試そう!

2014年09月11日 12時00分更新

文● 正田拓也

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話題のサービスで違約金が必要なのは
音声通話対応SIMと「mineo」

 ここ最近で話題になった格安SIMには解約に際して違約金がないものがほとんどだが、話題のものでも解約に違約金のようなものが必要なサービスもある。

 まず、音声通話が付いたサービス。IIJmioの音声通話付きの場合、音声通話がないデータ通信だけのものに比べて何かと条件が厳しい。解約に関しては「音声通話機能解除調定金」というものがあり。開通翌月末に解約した場合で1万1880円がかかってしまう。毎月1080円ずつ減額され、12ヵ月を経過すると費用なしで解約できる。

 他社の音声通話付きのサービスもほぼ同様で、数ヵ月以内の解約では違約金相当の金額が必要で、IIJmioのように段階的に安くなるところもあれば一律の金額のところもある。

 金額もSo-netの「+Talk S2」のように5400円と比較的安いところもある。もし、少し試してみて、自分に合わなければ解約するかもしれないという考えで契約するならば、解約時にかかる金額も事前に考慮しておこう。

 データ通信専用では、話題のサービスで違約金がかかるのはかなり少数派だが、話題になったサービスでは「mineo」が短期解約では費用が必要なサービスで、1年以内の解約では1万260円かかる。

 1年を過ぎてしまえばいつ解約しても費用がかからないのは大手キャリアのサービスよりもずっと有利だが、解約費用がかからないことが多いデータ通信サービスでは比較的珍しい。

 しかし、ドコモ系の格安SIMよりもLTEエリアも快適度も上。中古格安スマホでテザリングがOKな点もメリットが大きく、多少のエリアの穴と1年間の解約制限を天秤にかけて利用価値を判断して欲しい。

解約が簡単だから気軽に利用できる!

 今回は解約方法を見てみたが、非常に簡単なことがわかっていただけたと思う。大手キャリアの解約は必ずキャリアショップに出向く必要があり、ショップの混雑もあって一瞬で手続が完了することはまずないといえる。

 ところが、格安SIMでは開通に時間がかからないばかりか、解約までも時間がかからず、いつでもどこでもネット経由で手続可能。

 携帯電話の契約や解約というとキャリアショップの待ち時間のイライラが真っ先に頭に浮かぶ人も、ぜひ格安SIMの出入り簡単な点を理解してほしい。

 そして、解約に余計な費用もかからないため、利用を検討している人は、もっと気軽に格安SIMにチャレンジしてほしい。

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