セットアップ済みイメージを「Azure Gallery」から提供、連携機能強化も
バラクーダ、「Microsoft Azure」向けの仮想WAF提供開始
2014年07月23日 06時00分更新
バラクーダネットワークスジャパンは7月22日、仮想アプライアンス版のWebアプリケーションファイアウォール(WAF)である「Barracuda Web Application Firewall Vx」が、「Microsoft Azure」のイメージカタログから利用できるようになったことを発表した。Azureに対するサポートを拡充したWAF OSの最新版も同時にリリースされている。
今回、Barracuda WAFはマイクロソフトがAzure上で自社/パートナー提供のインスタンスイメージを提供する「Azure Gallery」において、セットアップ済みイメージとして提供される。これにより、オンプレミス型のWAFと同様に、Azure上で稼働するWebアプリケーションのインバウンド/アウトバウンドトラフィックに対する攻撃検査や情報漏洩対策を実施する。

Barracuda WAFは、Webアプリケーションへの攻撃、Webアプリケーションからの情報漏洩をブロックする
Azure上で稼働するWebアプリケーションや「Microsoft SharePoint」などのパッケージアプリケーション向けに事前定義されたセキュリティテンプレートが用意されており、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)といった攻撃を防ぎ、容易にセキュリティを高めることができる。また、Azureとの統合により、アプリケーションのパフォーマンスやワークロードの要件に応じて、動的にWAFを拡張することが可能。バラクーダによれば、このようにAzureと統合されたWAF製品は初めてとなる。

Azureとの統合により、Webアプリケーションのスケール拡大に合わせて自動的にWAFの拡張が可能
またWAF OSの新バージョン(Barracuda Web Application Firewall Ver.7.9)もリリースされた。新版ではRESTful APIへの対応のほか、40以上のテンプレートが用意されたレポーティング、URLの暗号化、ウィザードベースのUIによるポリシーやオブジェクトの構成テンプレート作成/使用などの新機能が追加されている。
Azure対応のBarracuda Web Application Firewallの年間サブスクリプション価格は、129万1410円(税込)からとなっている。
