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NEC AT製の新型WiMAX 2+ルーターを東京と名古屋で使い倒した!

2014年06月27日 17時00分更新

文● スピーディー末岡/アスキースマホ総研

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遅いルーターに用はない!
スピードに取り憑かれた男がUQの「NAD11」を試す!

 UQコミュニケーションが発売したばかりのWiMAX 2+ルーター「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11」(NECアクセステクニカ製)。昨年リリースした「HWD14」(ファーウェイ製)と違ってauの4G LTE網が使えないが、薄さとコンパクトさで携帯しやすいルーターだ。モバイルルーターは少しでも持ち運びしやすいほうがいい。スピードに取り憑かれた男ことスピーディー末岡は、WiMAX 2+の速さにとくに注目。ちょうど名古屋出張があったので、東京の編集部、新幹線の中や名古屋の外れで使った感触をレポートしよう。

 NAD11はこれまでも個性的なデザインの端末をリリースしてきたNECアクセステクニカが開発を担当している。モバイルルーターらしい少々厚めのデザインだったHWD14と比べると、明らかに方向性が違う。サイズは65×109×8.2mmと、名刺より一回り大きいくらいのコンパクトさ。さらに注目すべきはその薄さ。8.2mmですよ、8.2mm。今のところ国内のモバイルルーターでは最薄だとか。ズボンのお尻のポケットに入れてもなんら違和感ナシ! そのうえ、重さは81g。こんなに薄くて軽いのに、電池は2100mAhとなかなかの容量だ。

薄い! とにかく薄い! そして軽い! でもバッテリー容量は2100mAhと少ないわけではない

 見た目のデザインは無駄をそぎ落としまくっていて、ハードキーは電源ボタンとSETボタンしかない。このふたつだけでメニューなどを操作しないといけないため、端末単体での操作性は決して良いとは言えない。短押しで項目送り、長押しで決定というシンプルな操作方法だが、慣れるまではなかなか思い通りに動いてくれず……。一度セットしてしまえば、ほとんど操作する必要がないのでいいのだが。

 0.8型の有機ELディスプレーはモノクロで、必要最低限の文字情報と端末の状態を表すアイコンが表示される。電池残量がアイコンだけでなく、パーセンテージも表示してくれるのはありがたい。電池型のアイコンだけだと、例えば最後の1本になったとき、あとどれくらいで電池がカラになるのかわからないからだ。下部にあるmicroUSB端子はむき出し。防水・防塵には対応していないので、水分やホコリには要注意だ。

 外観はこのように超シンプル。それでは、肝心の通信部分はどうだろうか?

 auの4G LTE網がないので、ちょっと心配していたのだが、東京都内は概ね好調に繋がる。場所によってはWiMAX 2+もかなり入る。編集部や屋外で速度テストをしたところ、安定して下り30Mbpsは出ていたのでスピードはまったく問題がない。上りも平均1~2Mbpsほどだったので、超巨大なファイルの送受信をしない限りは不満を覚えることはないだろう。

東京都内の編集部で使ってみた結果のベストスピード。高層階のワリには、WiMAX 2+が繋がり、上下共に仕事でも使えるレベルの速度が出た

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