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情報配信サービス「JR東日本アプリ」にも採用

NTTドコモ、人には聞こえない音を利用したスマホ用チェックイン機能「Air Stamp」提供開始

2014年03月05日 18時04分更新

文● 行正和義

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 NTTドコモは、音波技術を用いてスマホアプリにチェックイン機能を組み込むソリューション「Air Stamp(エアスタンプ)」をモバイルサービス提供事業者様向けに提供開始した。

 「Air Stamp」は、ドコモのO2Oサービス「ショッぷらっと」でつちかった音波技術によるチェックイン機能をオープン化し、モバイルサービス提供事業者様向けにソリューションとして提供するもの。人間の耳には聞こえない音波を利用し、スマホアプリで解析する。音波信号はアナログ波なので、それ自体に不正解析への耐性があるほか、録音などによる不正チェックインを防止するドコモ独自の認証の仕組みが盛り込まれている。

 電波とは異なって音波は壁を通り抜けずに反射するため、店舗などの閉じた空間において隣接する別施設などへ信号が漏れることがほとんどなく、期待するエリア外での意図しないチェックインを防止でき、広い空間であれば半径20m程度のエリアを構築可能という。

 提供するソリューションにはサービス構築のために必要な音波装置や対応アプリを開発するための環境(SDKなど)が含まれ、事業者は自社店舗における独自のポイントサービスやクーポン配信サービス、博物館での館内案内やイベント会場での情報配信など、GPSが利用できない場所でのスマートフォン向けチェックインサービスを開発することが可能となる。

 Android 2.1以降の端末(タブレット除く)、iOS 5.0以降のiPhone端末など、ドコモ製端末以外でも利用できる。価格は初期費用/月額費用ともに個別見積。なお、Air Stampは東日本旅客鉄道が3月10日から配信するスマホ向け情報配信アプリ「JR東日本アプリ」への採用が決定している

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