デジカメのアクセサリーシューに!?
「THETA」の使い方を模索してみる!
最近は頻繁に行くヨドバシカメラ秋葉原のカメラ売り場。いつも混み合っていて商売繁盛だが、ほとんど人のいないコーナーがある。リコーの全天球イメージカメラ「THETA」(シータ)の売り場もその1つだ。
発売時には販売員や説明員もいたようだが、今では、付近には誰もおらず、ただTHETAとiPhoneが寂しく列んでいるだけだ。
筆者も発売当初は速攻で買おうと思っていたが、金欠期間でもあり、全天球イメージを撮影する意義のあるシーンや、その必要性がどのくらいあるか想像もつかなかった。
結局「誰か友達の1人が持っていて借りればいいや」という結論に至った。そんなTHETAを発売から2ヵ月以上経って、筆者にしては珍しいほどの出遅れ購入をしてしまった。
THETAは、片手で持てるたった95gのボイスレコーダーの様な格好をしているデジタルカメラだ。じっとしたままたった1回のシャッターで、周囲360度を全天球イメージ静止画として撮影できる。
“出目金”レンズで360度撮影ができる
商品パッケージを開けると、THETA本体と充電・PC接続用のmicroUSBケーブル、取説などが出てくる。また持ち歩き時にTHETA本体を保護するための専用ソフトケースも付属する。
THETAには前面と背面のそれぞれに、出目金のような“魚眼レンズ”が取り付けられている。写真撮影はTHETA本体中央のシャッターを押すか、スマホのアプリ上で実現できるリモートシャッター(後述)を押すことで行なう。
各々の魚眼レンズがカバーする視角180度のエリアを撮影した2枚の画像を繋いで360度の全天球写真を合成する仕組みだ。
撮影された写真はTHETA内部のストレージ(4GB、約1200枚保存可)に自動的に保管される。THETAのシャッターをリモートで切るためや、撮影した写真を見るためにはTHETAと無線LAN接続可能なiOSかAndroid搭載のスマートフォンが必要だ。
実際の写真撮影に先立ち、Androidスマホのユーザーである筆者は、Google Playから「RICOH THETA」アプリ(無料)をダウンロードして導入。そして、THETA本体をmicroUSBケーブル経由でUSB-ACアダプターから充電した。
スマートフォンとTHETAは、無線LANのアドホックモードで接続する(アクセスポイントを介さないクライアント同士の直接接続)。THETAの電源をオンし、スマートフォン側でTHETAを見つけ、THETA固有の事前に割り振られたSSIDとパスワードを入力すれば接続は終了だ。
SSIDとパスワードはTHETA本体の底面に記述された文字コードの先頭に、取説内に記述された規定の文字を加えるだけだ。
基本的にはこれらの設定プロセスがうまく終了すれば、以降は自動接続が原則となる。しかし、普段、自宅などではスマホは常に無線LANアクセスポイントに繋がっている場合が多いので、状況によってはその接続を一旦切断することが必要な場合もあるだろう。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。
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