Windows Server 2012 R2とAzureを追え 第4回
日本マイクロソフトと協業、来春にはHyper-VベースのVPSサービスも
さくら、専用サーバとクラウドで「Windows Server 2012 R2」提供
2013年11月20日 06時00分更新
さくらインターネットと日本マイクロソフトは11月19日、企業システムのクラウド化推進に向けた協業を発表した。第一弾として、さくらが提供する「さくらの専用サーバ」「さくらのクラウド」において、Microsoft Windows Server 2012 R2を採用したサービスを提供開始する。
今回の両社協業に基づき、ホスティングサービスであるさくらの専用サーバのプリインストールOS、およびIaaSであるさくらのクラウドのパブリックアーカイブ(初期設定済みOSイメージ)として、新たにWindows Server 2012 R2が利用できるようになった。また仮想プライベートサーバーサービス「さくらのVPS」においても、来春にはServer 2012 R2ベースのサービスを提供する予定。
さくらではこれまでUNIX系OSやOSSを中心としたサービスを展開し、同社サービスは特にスタートアップ企業やWebサービス企業に利用されてきた。発表によると、今回の協業はビジネス市場の獲得を目指したもので、企業向け社内システムで多く利用されているWindows Serverを採用したサービスに本格参入することを決めた。
本格参入にあたり、さくらではマイクロソフトの「Windows Server 2012 R2早期導入プログラム」に参画し、Windows Server 2012 R2や「System Center 2012 R2」「Azure Hyper-V Recovery Manager」の早期評価を進め、エンタープライズシステムを対象としたクラウドサービスでも十分に適用できることを確認したとしている。
両社では協業に基づき幅広いサービスを連携して提供する方針で、共同での営業マーケティング活動、またマイクロソフトからさくらへの技術支援などを行うとしている。
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