パナソニック インフォメーションシステムズ(パナソニックIS)は8月1日、中堅企業の基幹システムをメインターゲットとしたクラウド基盤「Nextructureサーバサービス」の提供を開始した。高いサービス品質を確保しながら、リーズナブルな利用料金で提供するとしている。
近年、基幹システムのパブリッククラウド移行を望む企業が増えているが、自社運用スタイルの変更を余儀なくされることや、サービス品質と運用継続性の点から躊躇する起業も少なくない。そこで、パナソニックISではITIL準拠により運用品質とセキュリティ品質を維持しながら、リーズナブルに提供できるクラウド基盤を構築し、中堅企業の基幹システムなどへもパブリッククラウドの適用領域を拡大していくとしている。
Nextructureサーバサービスではハイパーバイザに「VMware vSphere ESX」を採用し、仮想サーバOSとしてWindows Server 2008 R2/2012、Red Hat Enterprise Linux 5/6を提供。I/O性能指標、可用性実現方式、バックアップ方式や目標復旧時間などのサービス指標を開示しており、さらに顧客ポータル画面では、システムの稼働状況がリアルタイムに確認できる。
パナソニックISでは、2015年度末までの累積売上げ目標を5億円としている。