スマホの利用料を劇的に安くする!
月額980円の激安SIM「OCN モバイル エントリー d LTE 980」のお得さと実用性を検証する!
2013年08月09日 11時00分更新
NTTコミュニケーションズの「OCN モバイル エントリー d LTE 980」は、月額980円で最大通信速度112.5MbpsのドコモのXi(LTE)/FOMA回線を利用できる激安データ通信サービスだ。
このサービスの特徴は、標準的なデータ転送量が1日あたり30MBに設定されている点と、転送量を超えた際の通信速度が当日に限り200kbpsに設定されている点。不安に思う人もいるかもしれないが、1日30MBであれば、メールやSNSでのやり取りにおいて全く問題ない容量だ。通信速度200kbpsもウェブブラウジングなどでは十分な速さ。この他社サービスにはない特徴の実用的な運用方法と、実際の回線速度について検証する。
激安データ通信SIMで毎月の通信費を大幅に節約!
いつでもどこでもネットを利用できるスマホは、いまやなくてはならないモバイル機器のひとつだ。しかし便利な半面、毎月の通信費が高くなってしまうのが悩みの種。基本使用料に通話料を含めると、月々の通信費が1万円を超えてしまうことも少なくない。
ドコモ回線を利用した場合の標準的な月額料金 | |
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基本料 | 780円(タイプXiにねん) |
パケット定額サービス | 4935円(Xiパケ・ホーダイライト) |
インターネットサービス | 315円(spモード) |
合計 | 6030円 |
※上記に別途通話料が加算される
スマホの通信費を安く抑えたいという人におすすめなのが、月額1000円程度で利用できる激安データ通信SIMだ。大容量データ通信には向かないが、外出先でメールをチェックしたりSNSを楽しむには問題なく利用できる。スマホ関連のトピックとして、いまもっともホットな話題のひとつである。
現在は各社からさまざまな格安データ通信サービスが提供されているが、これらに共通しているのは、ドコモのXi/FOMA回線を利用しているという点だ。「MVNO(仮想移動体通信事業者)」と呼ばれるこれら通信サービス各社は、ドコモの通信基地局やインフラをレンタルした上で、独自ブランドのサービスを展開している。Xi/FOMAの回線を利用しているので、通信速度や対応エリアはドコモとほぼ同等だ。
ちなみに、現在ドコモは「Strong.」と題したXiネットワークの強化キャンペーンを実施しているが、格安データ通信サービスでも通信速度の向上やエリアの拡大といった恩恵を受けられる。安い上にデータ通信の品質も向上するとなれば、利用しない手はないだろう。
ただし、激安データ通信SIMでLTE(Xi)による高速通信を常時利用できるわけではない。本家ドコモでは月のデータ通信量が3GB(Xiパケ・ホーダイフラットの場合は7GB)を超えると通信速度が最大128Kbpsに制限されてしまうのと同様、特定期間のデータ通信量が一定量を超えると通信速度が制限されるのだ。この「期間」と「データ通信量」、そして「制限時の通信速度」といった各種条件がMVNOサービスによって異なり、激安データ通信SIMを選ぶ際のポイントとなる。
さらにサービスによってはこれらの条件に加え、料金を支払って速度制限を解除する「追加クーポン」や集中的な回線利用を抑制する「通信制限」など、複雑な仕様も用意されている。理解した上で使いこなせば便利なのだが、初心者にはどれを選べばいいのかわかりにくいのが実情だ。実際にどれだけ使えるのか、追加料金が必要となるのか、などの疑問から、導入を躊躇している人もいるかもしれない。
そんな人におすすめなのが、シンプルな料金体系とわかりやすさで人気の高いNTTコミュニケーションズの「OCN モバイル エントリー d LTE 980」だ。月額料金は980円で、1日あたり30MBまで最大112.5Mbpsの高速通信を利用できる。30MBをオーバーすると通信速度が200kbpsまで低下するが、翌日には復活。高速通信を利用するための追加料金は一切発生しない。サービスの仕様がわかりやすいので、激安データ通信SIMの利用を検討している人にはピッタリと言えるだろう。
