このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

富士通エフサスが新施設「みらとみらいIFC」を公開

窓から見える横浜の空と海がイノベーションを醸成?

2013年06月27日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

無味乾燥な研修部屋のイメージを刷新

 10階は研修目的の空間のほか、Reflectiong Path(思索の小道)やCreating Path(創造の小道)などの対話スペース、ワークショップなどを前提としたStudio“TOPOS”などが用意されている。木目やグリーンを基調としたアーシーな色遣いで、白のコンクリといった研修センターのイメージからかなり異なっている。

10階には「Mirai Campus」と呼ばれる研修ルームが用意されている

新人の方々がネットワークの研修を受講中

UNIXサーバーも実機を使って試せる

10階の端にはワークショップ用の集中討議部屋&ステージなどが用意されている

集中討議用の小部屋にはあえて座りにくいいすが用意

創造の小道と呼ばれる空間ではゆるやかな対話が生まれる

 見学した限り、現場にいた社員がすでにこうした先進的なオフィス空間を使いこなしていたのが印象的。「対話は価値を生み出す」とのことで、ブレインストーミングやワークショップ形式の研修などが、自然に浸透しており、ファシリティとして活用されているようだ。「今日は残念ながら雨だが、晴れている日は広い窓の向こうに横浜の青い空と海、ベイブリッジがきれいに見える。こういう開放的なスペースだと、否が応でもイノベーションがわき上がってくるものです」(富士通エフサス 取締役 執行役員常務 牛島正喜氏)とのことで、やはり効果があるようだ。

 表面的には「先進的なオフィス・きれいなデザイン」というイメージだが、冒頭にも述べたよう、その背景には同社が抱える切迫したビジネス面の課題がある。今井氏は、「今まではITインフラにフォーカスしていたが、これからはワークプレースやICT活用など、顧客の現状をもっと理解しなければならない」と、今回のみなとみらいIFC設立の意義を強調する。今後は社内だけではなく、外部の人たちを積極的にも活用していきたいという。

■関連サイト

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ