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「流通分析ソリューション」を展開

Tweetも対象!日立が小売業用ビッグデータ解析

2013年03月04日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 日立製作所は3月1日、東京大学との研究開発成果を製品化したデータベースエンジン「Hitachi Advanced Data Binder プラットフォーム」を利用し、小売業におけるビッグデータの利活用を支援する「流通分析ソリューション」を発表した。提供開始は6月1日より順次で、価格はすべて個別見積もり。

「流通分析ソリューション」の概要図

 流通分析ソリューションは、売上や在庫数に加え、時間や分類などの切り口でPOSデータの分析を容易に実現する「商品分析システム」、RFM分析やデシル分析をはじめさまざまな分析手法によって会員情報を分析し、会員への必要なアプローチ施策の決定を支援する「顧客分析システム」、Twitterなどのソーシャルネットワーク上で頻繁にツイートされているキーワードなどの情報を活用して予測した、売れ筋商品の販売企画の立案などを支援する「ソーシャルメディア連携システム」を用意する。

 これらのが稼働する各システムは、データの検索ならびに分析を高速に行なう、高速データアクセス基盤として前述の「Hitachi Advanced Data Binderプラットフォームを利用し、統合システム運用管理「JP1」と組み合わせて提供するため、システム導入が迅速にできるとする。さらに、データ項目や小売業における標準的な項目を予め想定しているため、既存システムとの連携も迅速かつ容易に実現するという。

 加えて、ビッグデータ利活用に関する専門家「データ・アナリティクス・マイスター」による専任組織「スマート・ビジネス・イノベーション・ラボ」が中心となり、本ソリューションを活用した新たなビジネス価値を創出する取り組みを支援。各分析システムを有効に活用し、業務の高度化を進めるために、「データ・アナリティクス・マイスター」と連携することで、顧客の業務課題を引き出し、解決に向けた支援を行なうという。

「流通分析ソリューション」のメニュー(データ・アナリティクス・マイスターは既存サービス)

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