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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第133回

自宅で作業から申告まで! e-Taxで確定申告【2013年版】

2013年02月26日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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「e-Tax」で申告書を作成する

 自分が提出する申告書を選択し、作成を開始する。入力する項目をクリックすると、詳細入力画面が開くので、情報を入力。完了すると、ウィンドウを閉じて元の画面に戻るという操作を繰り返していく。医療費などの使ったお金だけでなく、収入も入力しなければならないので忘れずに。また、社会保険や寄付金、株やFXの収支なども入力すること。

収支内訳書を作成するため、「青色申告決算書・収支内訳書を作成」をクリックする

「e-Taxにより税務署に提出する」にチェック。提出する申告書の種類にチェックする

作成する収支内訳書の「新規入力」をクリックする

収支内訳書が開く

項目をクリックし、詳細情報を入力する

完了したら、所得税の申告書の作成に移る

住所などの情報を入力する

「次へ」をクリック

これまでの入力データを保存したら、申告書の「作成開始」をクリックする

以前申告した場合は、過去のデータを利用するかどうかを選べる

「e-Taxにより税務署に提出する」にチェックし、生年月日などを入力する

申告書を作成する。収支内訳書などの情報は引き継がれている

入力項目は多いので、間違いのないように入力していこう

病院にたくさんかかった人は「医療費控除」を入力する

株をトレードしているなら「株式等の譲渡所得等」に入力する。特定口座の種類によって、計算が異なるので、該当する項目にチェックする

震災関連などで寄付をした場合は、「寄付金控除、政党等寄付金等特別控除」で控除しておこう

入力が終わったら、還付金を振り込んでもらう銀行口座を入力する

これで申告準備が完了。「次へ」をクリックしよう

「e-Tax」で申告書を提出する

 最後に、作成した申告書を税務署に送信する。書類に抜けがある場合は、別途税務署に郵送したりせねばならず二度手間。抜けがないかきちんと確認しよう。提出の際には、登録した電子認証を行なうので、ICカードリーダーライターはつないだままにしておこう。

送信する書類を確認する

認証局を選択する。通常は「公的個人認証サービス」を選ぶ

申告が完了した。念のため、送信したデータを保存しておこう

申告書を紙で手元に残しておくなら、最後に印刷できる

 これで、基本的な手続きは完了。しばらくすると、税務署から還付金のお知らせがはがきで届き、その1週間後に振り込まれることになる。提出書類に不備がある場合などは、税務署から連絡が来ることもある。また、万一送信ミスをしてしまったら、もう一度最初から操作して、申告しなおせばいい。その際、修正がある申告書だけでなく、すべての申告書を提出しなければならないので注意すること。

 「e-Tax」は非常に便利。ICカードリーダーライターと住民基本台帳カードを入手する手間はあるが、それでもメリットはある。翌年からは、その手間もない。毎年確定申告をしている人は、ぜひ電子申告にチャレンジしてほしい。時は金なり。税務署に行く時間は、遊ぶなり働くなりしてはいかがだろうか。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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