ソニーは7日(現地時間)、米国ラスベガスで開催される「International CES 2013」に合わせて記者説明会を開催し、スマートフォン「Xperia」ブランドの最新機種「Xperia Z」「Xperia ZL」を発表した。5インチサイズながらフルHD解像度の高精細ディスプレーを備える。海外での発売は2013年第1四半期の予定。Xperia Zについては、日本市場への投入も日本語版のプレスリリースで言明されている。
XperiaブランドのフラッグシップモデルとなるXperia Zは、現在スマートフォンで人気のある機能や要素を、薄くフラットな美しいボディーに詰め込んだ製品である。前面背面ともにフラットなデザインは、さながら「モノリス」のようだ。搭載するディスプレーは5インチサイズで、解像度は1080×1920ドットのフルHD解像度という、スマートフォンでは屈指の高解像度ディスプレーを採用している。
CPUにはクアッドコアのSnapdragon S4 Proを採用。映像処理エンジンとして、「Mobile BRAVIA Engine 2」も搭載している。通信方式はもちろんLTE対応である。
カメラに関する仕様としては、1300万画素の「Fast-capture」カメラを内蔵。撮像素子に「Exmor RS for mobile」を採用し、世界初のHDRビデオ撮影が可能とうたっている。
本体の厚さはわずか7.9mm。さらに防水防塵機能(IP55およびIP57相当)も備えており、説明会では水の中に本体を付けるデモも披露されていた。Xperia ZLはディスプレーサイズは同じながら、Zよりやや小さい製品で、防水防塵機能は備えていない。
内蔵するNFC機能を使った機器連携機能も特徴である。ソニーのNFC機能搭載スピーカーやBluetoothヘッドホンと、タッチをするだけで同期ができたり、Xperia同士でタッチするだけでデータ交換が可能となっている。専用の周辺機器ではないが、NFC機能を備えるネットワークストレージ機器「Personal Content Station LLS-201」という製品も同時に発表された。LLS-201の上にXperia Zでタッチすると、スマートフォン内の写真や動画をLLS-201と共有するといった使い方ができる。
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