「HP StoreVirtual 4000 Storage」と「HP StoreEasy Storage」
HP、中小規模向けのサーバーベースストレージ投入
2012年12月10日 06時00分更新
12月6日、日本ヒューレット・パッカードは中・小規模企業向けストレージ製品のラインアップを刷新し、スケールアウト型の仮想化環境向けストレージ「HP StoreVirtual 4000 Storage」、Windows Storage Server 2012搭載の「HP StoreEasy Storage」を発表した。
HP StoreVirtual 4000 Storage(旧:HP LeftHand P4000シリーズ)は独自のクラスターテクノロジーをベースにしたスケールアウト型のストレージで、仮想化環境での利用を前提とし、拡張性や高可用性に優れる。4ドライブ搭載のエントリーモデル「HP StoreVirtual 4130」と、8ドライブ搭載大容量モデル「HP StoreVirtual 4330」の2モデルをラインアップ。最新版のソフトウェア「LeftHand OS バージョン10.0」(旧:SAN/iQ)により、Windowsとの統合や管理機能の強化、トータルパフォーマンスの向上を実現している。また、HP StoreVirtual 4330では、新たにファイバーチャネル対応のオプションが提供される。
HP StoreEasy StorageはWindows Storage Server 2012搭載のストレージで、小規模およびブランチオフィス向けの「StoreEasy 1000ストレージ」、小~中規模向けの「StoreEasy 5000ストレージ」、中~大規模エンタープライズ向けの「StoreEasy 3000ゲートウェイ」の3モデルを用意している。OSのCALが含まれているため、Windowsのストレージサーバー構築におけるライセンスコストを削減できるという。
一部をのぞき、ハードウェアプラットフォームに「HP ProLiant Gen8」のテクノロジーを採用。リモート管理機能の「iLO 4」を使えるほか、保守/契約情報を集約したクラウドポータル「HP Insight Online」もサポートする予定となっている。
価格はHP StoreVirtual 4130が84万円、HP StoreVirtual 4330が126万円(ともに税込、シングルノードの場合)。HP StoreEasy 1430 3.5型 8TB SATAモデルが57万7500円、HP StoreEasy 5530 3.5型 30TB ミッドラインSASモデルが378万円となる。