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インテルが第3世代Coreプロセッサーを発表、29日に販売開始

2012年04月24日 19時00分更新

文● ASCII.jp編集部 北村明弘

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 インテルは24日、報道関係者向けの発表会で開発コードネーム“Ivy Bridge”と呼ばれていた第3世代Coreプロセッサー・ファミリーを発表した。29日よりリテールボックスの販売を開始する。

第3世代Coreプロセッサーとウエハーを披露する、インテルの吉田和正代表取締役社長

 発表となったのは、デスクトップPC向けの通常消費電力版、同じく低消費電力版、ノートPC向けの通常消費電力版モデルの計13製品。各製品の詳細は以下の通りだ。

第3世代Coreプロセッサー

デスクトップPC向け通常電力版のラインナップ
モデルナンバー i7-3770K i7-3770 i5-3570K i5-3550 i5-3450
コア数/スレッド数 4/8 4/8 4/4 4/4 4/4
動作クロック 3.5GHz 3.4GHz 3.4GHz 3.3GHz 3.1GHz
TurboBoost時クロック 3.9GHz 3.9GHz 3.8GHz 3.7GHz 3.5GHz
L3キャッシュ 8MB 8MB 6MB 6MB 6MB
メモリークロック PC3-12800 PC3-12800 PC3-12800 PC3-12800 PC3-12800
内蔵GPU Intel HD Graphics 4000 Intel HD Graphics 4000 Intel HD Graphics 4000 Intel HD Graphics 2500 Intel HD Graphics 2500
GPUベースクロック 650GHz 650GHz 650GHz 650GHz 650GHz
GPU最大クロック 1150GHz 1150GHz 1150GHz 1150GHz 1100GHz
TDP 77W 77W 77W 77W 77W
予想実売価格 3万1000円前後 2万8000円前後 2万1000円前後 1万9000円前後 1万8000円前後
デスクトップPC向け低消費電力版のラインナップ
モデルナンバー i7-3770T i7-3770S i5-3570T i5-3550S i5-3450S
コア数/スレッド数 4/8 4/8 4/4 4/4 4/4
動作クロック 2.5GHz 3.1GHz 2.3GHz 3GHz 2.8GHz
TurboBoost時クロック 3.7GHz 3.9GHz 3.3GHz 3.7GHz 3.5GHz
L3キャッシュ 8MB 8MB 6MB 6MB 6MB
メモリークロック PC3-12800 PC3-12800 PC3-12800 PC3-12800 PC3-12800
内蔵GPU Intel HD Graphics 4000 Intel HD Graphics 4000 Intel HD Graphics 2500 Intel HD Graphics 2500 Intel HD Graphics 2500
GPUベースクロック 650GHz 650GHz 650GHz 650GHz 650GHz
GPU最大クロック 1150GHz 1150GHz 1150GHz 1150GHz 1100GHz
TDP 45W 65W 45W 65W 65W
予想実売価格 2万5000円前後 2万8000円前後 1万7000円前後 1万7000円前後 2万8000円前後
モバイルPC向けの通常消費電力版ラインナップ
モデルナンバー i7-3920XM i7-3820QM i5-3720QM
コア数/スレッド数 4/8 4/8 4/8
動作クロック 2.9GHz 2.7GHz 2.6GHz
TurboBoost時クロック 3.8GHz 3.7GHz 3.6GHz
L3キャッシュ 8MB 8MB 6MB
メモリークロック PC3-12800 PC3-12800 PC3-12800
内蔵GPU Intel HD Graphics 4000 Intel HD Graphics 4000 Intel HD Graphics 4000
GPUベースクロック 650GHz 650GHz 650GHz
GPU最大クロック 1300GHz 1250GHz 1250GHz
TDP 55W 45W 45W

 第3世代Coreプロセッサー・ファミリーでもっとも注目すべき変更点は、製造プロセスルールが第2世代Coreプロセッサー・ファミリー(Sandy Bridge)の32nmから22nmへと微細化したことだ。さらにトライゲート・トランジスタ技術(関連記事)を採用したことで、発熱と消費電力を抑えつつ、高性能化を実現している。
 なお、第3世代Coreプロセッサーの性能は、「22nmプロセスのIvy BridgeはSandy Bridgeと何が違うのか?」で詳しく解説しているので、そちらを参照してもらいたい。

第3世代Coreプロセッサー・ファミリーは、製造プロセスルールが32nmから22nmへと微細化。発熱と消費電力を抑えつつ、高性能化を実現している

 なお、発売日となる29日には、発売記念イベント「Intel Technology Day in Akiba 2012」をベルサール秋葉原で開催する。
 イベントでは第3世代Coreプロセッサーの比較体験コーナーやパートナー企業による新製品デモ、スタンプラリーなどを予定している。イベントの詳細は分かり次第改めて記事で紹介する予定だ。

インテルの吉田和正代表取締役社長自らが、第3世代Coreプロセッサーを使ってPCを自作。おおよそ1時間で組み上げたそうだ。もしかしたら29日のイベントでも見られるかもしれない。パーツリストは左の写真の通り

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