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インテルが第3世代Coreプロセッサー発売記念イベントを開催

2012年04月29日 21時00分更新

文● ASCII.jp編集部 北村

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 “Ivy Bridge”ことインテル第3世代Coreプロセッサー・ファミリーの発売を記念して、中央通り沿いのイベント会場「ベルサール秋葉原」にて、インテル主催のイベント「Intel Technology Day in Akiba 2012」が開催された。

「ベルサール秋葉原」で開催された、インテル主催のイベント「Intel Technology Day in Akiba 2012」

 まず来場者のド肝を抜くのが、会場入口に設けられたゲートをくぐり抜けた先にある「3次元トライゲートトランジスター」という奇妙な模型だ。

会場入口に設けられた「3Dトライゲート」。ここをくぐり抜けるとそこには……

第3世代Coreプロセッサーで実現した3Dのトランジスター技術を紹介する巨大な模型にたどり着く

 この「3次元トライゲート・トランジスター」とは本日発売された第3世代Coreプロセッサー・ファミリーで初めて採用された技術で、これまで平坦なシリコンの上に形成されていた電気の通り道を立体化して、より少ない電流で高速にデータを転送させる技術のこと。これにより従来のプロセッサーより、消費電力が大幅に低減している。
 このように、会場に着いた来場者はさっそく第3世代Coreプロセッサーの特徴を知ることになるのだ。

 ここから先の会場内では、“Ivy Bridge”こと第3世代Coreプロセッサーを搭載した最新PCの性能デモや、多くのハードウェアメーカーおよびPCパーツショップによる最新製品の展示などが行なわれており、来場者が第3世代Coreプロセッサーの性能を直に体験することになる。

ハードウェアメーカーおよびPCパーツショップによる、第3世代Core iプロセッサー搭載PCの実機デモ。どれも本日より販売を開始た最新モデルだ

zigsowのブースではUltrabookを多数展示。その薄さと軽さを確かめるため、多くの来場者が集まり注目を集めていた

第3世代のCore i7に対応したインテル純正のマザーボードをずらりと展示。自作ユーザーと思われる人々がスロット数などを細かくチェックしていた

急遽会場に駆けつけたインテルの吉田和正代表取締役社長。ステージで第3世代Coreプロセッサーの優位性を語った

その吉田和正代表取締役社長が自作したPCも展示されていた。おおよそ1時間で組み上げたそうだ

第3世代Coreプロセッサーを搭載した最新PCの性能比較デモは、多くの人が足を止めてチェックしていた。この性能比較のデモを行なったのは、なんと週刊アスキーのハード班イッペイ。週刊アスキーの名物コーナー「ジサトラ」でおなじみ、虎の被り物を被って第3世代Coreプロセッサーの性能をじっくりと解説した

「3次元トライゲートトランジスター」の解説。入口にあった模型の実物がこれだ

第3世代と第2世代Coreプロセッサーでどれだけ性能が違うのかを実機で比較。特に内蔵グラッフィクスの性能向上が約2倍と顕著に差が出ていた

ベンチマークのスコアだけでなく、消費電力にも注目。第2世代よりも高性能なだけでなく消費電力でも第2世代を上回る数値を出している

第3世代と第2世代Coreプロセッサーの違いをまとめたもの

Photo and Movieのステージでは、RAWデータの現像や、動画のエンコードで、第3世代と第2世代Coreプロセッサーでどれだけ差が出るのかを検証

CPUに内蔵されたクイック・シンク・ビデオ機能のおかげでエンコード時間が劇的に早くなった

RAWデータの現像も動画のエンコードも、第3世代と第2世代Coreプロセッサーでは雲泥の差が出ることを、実機デモで証明した

これらデモの内容を含め、第3世代Coreプロセッサー全10モデルのベンチマークを掲載した週刊アスキー自作増刊号が絶賛発売中だ。Ivy Bridgeの性能が気になる人にぜひ読んでもらいたい

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