撮ったらその場ですぐ共有!
スマホアプリでいつでもどこでもFlickr
意外と知られていないことだが、画像共有サイトFlickrにはAndroidアプリがある。Androidで撮影した写真にトイカメラのような加工を施し、iPhoneアプリ「Instagram」のような感覚でFlickrにアップロードできる。
InstagramはあくまでiOS専用で、Webブラウザー上からすべての写真をまとめて見ることはできないが、Flickrはもともと写真共有のために作られたサイト。共有した写真はもちろん通常のFlickrと同様、ストックフォトとして販売することもできる。スマホカメラの解像度はいまや普通のデジカメ並みだ。趣味の延長でブログ用のイメージフォトを撮影/販売するのも悪くないだろう。
美肌補正はWeb版Photoshopにおまかせ
編集機能が充実した画像系クラウドサービス
いまやちょっとした画像編集はクラウドサービス上でもできるようになった。PicasaやFlickrのように規模の大きいサービスではWebアプリ「Picnik」が使われている。起動までの時間は少しかかるが、機能もシンプルで分かりやすい。特に季節モノのフレームが充実していて、かわいい写真が作れる。
もし単純に画像編集だけをしたいということならAdobeのWebアプリ「PHOTOSHOP EXPRESS EDITOR」がおすすめ。PSDやRAWも扱えて、基本の画像編集のほかに覆い焼き/焼き込みといったPhotoshopならではの機能も使える。動作も軽く、ブログなどに使う写真ならこれで十分事足りる。BMPやPNGなどの写真を開きたい、レイヤーを加工したいといった高度な編集なら「Pixlr Editor」(英語)が使える。ただしちょっと高度すぎて、慣れていないととっつきづらいところも。
Flickr、Adobe Ravel、Picasa――
フォトストレージとしてはどれがお得?
ローカルマシン上にいくらストレージがあっても足りない! というとき、頼りになるのが実質容量無制限の画像系クラウドだ。ただ有料と言われるとやや二の足を踏む。自分が使うべきはどれなのか? 「Flickr Pro」「Adobe Revel(旧「Carousel」)」「Picasaウェブアルバム」という定番3サービスを比較する。
Flickr Proはファイルサイズが1枚あたり20MBまでと制限があるが、今のレートでは年額約2000円以下と割安で利用できる。Adobe Revelは料金が年額約4600円と高めだが、ファイルサイズの制限がない。Picasaは基本無料だが、縦横2048ピクセル以上の写真を保存する場合は1GBまでの容量制限がある。高解像度の写真を保存する場合、80GBまでならFlickr Proより割安、200GB以上ではAdobe Revelよりも割高になる。
タテヨコ2048ピクセル以下の“通常解像度”な写真を使う初心者なら無料のPicasa、欲しいストレージが80GB以上/1枚あたり20MB以下の“中解像度”な中級者なら年額約2000円のFlickr Pro、欲しいストレージが200GB以上/1枚あたり20MB以上の“高解像度”を使う上級者なら年額約4600円のAdobe Revel、という感じになりそうだ。
Picasa | Flickr Pro | AdobeRavel | |
---|---|---|---|
ファイルサイズ | 縦横2048px以内 | 20MB以内 | 無制限 |
年額 | 基本無料(高解像度の場合は1GBまで) | 約2000円 | 約4600円 |
容量追加(年額) | 20GB(約385円)、80GB(約3850円) | なし/容量無限 | なし/容量無限 |
ユーザー | 初心者 | 中級者 | 上級者 |
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