標準で計8基の120mmファン(NANO TEK FAN/1000rpm)を搭載するという冷却重視のアビー製PCケース「AS Enclosure X3」が発売となっている。
ハイエアフローが特徴の本ケース最大のポイントは、底面中央をえぐり取るように大胆にカットすることにより、効果的なエアインテークを実現したという独自の冷却機構「DBI(Dynamic Bottom Intake)」を採用する点だ。120mmファン×2基を備え、拡張カードエリアと電源ユニットエリアに新鮮な空気を直接送り込める。
また、側面のVGAクーリングファンユニット(120mmファン×2基)も、ビデオカードに対して直接空気が当たるように角度が付けられている。なお搭載ファンはこのほか、フロント×2基(140mmにも対応)、リア×1基、トップ×1基(140mmにも対応)という構成だ。
内部の主なスペックは、5インチベイ×4、3.5インチシャドウベイ×6(うち3基は着脱式)、2.5インチシャドウベイ×2(着脱式)。このうち3基の3.5インチシャドウベイは、写真のように斜めに取り付けることも可能。これにより「フロントから取り込んだフレッシュエアをシャシー上層に誘導する」という。
そのほか、フロントI/OはUSB 3.0ポート×2、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子(HD-AUDIO対応)。対応マザーボードはE-ATXまで。全体サイズは229(W)×579(D)×549(H)mm。ラインナップはシルバーの「ASE-X3-S」、ブラックの「ASE-X3-BK」2モデルが用意される。
価格は4万9980円。TSUKUMO eX.とソフマップ秋葉原リユース総合館で販売中だ。