13.3インチが人気、シンプルな機能があればいい?
機能別の必要度に関しては、SSDが必要47%(不要5.6%)、BDドライブが20%(不要37%)、地デジチューナーが5.6%(不要68.4%)、3Dメガネが0.6%(不要89%)という結果が出た。現実的な容量が低価格に入手できるようになったSSDへの関心が非常に高い。
なおディスプレーサイズに関しては13.3インチが31.3%と最も高く、これに15.6インチが22%、12.5インチが13.4%、10.1インチが11%と続く。自由回答では、高解像度のディスプレーを求める声が非常に高く、以下のような意見がみられた。
- 国産メーカーは高解像度パネルの設定が少なすぎる
- 最近は低解像度、グレア画面のパソコンばかりで困る
- 1366×768ドットでは足りない
- フルHDといかないまでも1600×900クラスの解像度がほしい
- 縦が足りない
価格は気にせず、気に入ったら即買いが6%強
価格を重視するという声は非常に高いが、実際にいくらぐらいのマシンを購入したいと考えているのだろうか。予算としては5~8万円(22.5%)、8~10万円(20.2%)、12~15万円(15.6%)。12万円以下の価格で製品を選ぶという層は全体の63.6%となった。
逆に15万円以上の機種は割高と感じるのか合計しても15%に満たない。さらに20万円を超す機種となると全体の1.3%ほどで、低価格化が進むノートパソコン市場の傾向を強く反映した結果となっているように思える。
ただし価格は気にしない。欲しいと思った製品を即買いする(6.3%)といううらやましい声も存在している。これには、回答者のうち40代が31.5%と比較的高い割合を占めていることも関係しているのではないか(20代は22.4%、30代は23.8%)。
過去のアンケート結果では、ASCII.jp読者の約1割が年収1000万円以上の高額所得者という結果も出ており、プライスタグを見ずに、製品の善し悪しだけを判断して、マシンの購入に踏み切る読者も数多く存在するようだ。
ACアダプターのサイズや騒音といった情報提供を
自由回答では「高性能を低価格に手に入れたい」「バッテリー駆動の長時間化」など、モバイルの本質的な課題を克服してほしいという意見が多数寄せられた。一方でメーカー側に製品の情報をより細かく提供してほしいと考える回答も寄せられていた。
- 買う前にノートPCの排気ファンの音のうるささがまったく分からない。カタログに高負荷動作時の騒音レベルを掲載してほしい
- カタログにACアダプターのサイズと重量が書いていない。モバイル指向の製品で大型の付属ACアダプターは詐欺ではないか
また不満点としては下記のような回答もあった。
- スタイリッシュな大容量バッテリーがない
- 昔の製品より軽量化したが堅牢性が低下している気がする
- 外装が傷つきやすかったり、指紋が目立つ機種が多い
- デスクトップではWUXGAも当たり前で、画面の広さにギャップを感じる
- 画一化している、バリエーションが足りない
- 勢いが感じられない
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