「IBM Smart Business Cloud - Enterprise」スタート
IBM、グローバルデータセンターを日本円で使えるクラウド
2011年04月11日 06時00分更新
4月8日、日本IBMはグローバルで展開するパブリッククラウドサービス「IBM Smart Business Cloud - Enterprise」を千葉県千葉市の幕張データセンターから提供すると発表した。
これは、2010年11月に発表した「IBM Smart Business 開発&テスト・クラウド・サービス」を機能拡張し、名称変更したもの。仮想CPU、仮想メモリー、仮想ディスク、ソフトウェアなど必要なリソースをメニューから選択すれば、10分程度の短時間で仮想マシンを利用できるというサービスだ。一元化されたユーザー固有のポータルを用意しており、任意のIBMデータセンターを選択すれば仮想サーバーが立ち上がり、世界中どこからでも利用できる。
これまでの言語環境は英語のみであったが、新しく日本語を含む9カ国語に対応。利用料金は、日本で契約した場合、世界のどのデータセンターを利用しても日本円でまとめて支払いが行なえる。
また、複数の仮想サーバーを異なる物理サーバー上に配置できる機能を提供する。これにより、クラスタリングで仮想サーバーのデータを二重化する際などに、物理的に異なるサーバーを指定することで、より高い可用性が実現できるという。